JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
WSUSと連携することで,次に示すWSUSの管理作業をJP1/NETM/DMから実行できます。
- WSUSコンピュータグループの作成
JP1/NETM/DMのあて先グループを基にしてWSUSコンピュータグループを作成したり,作成したWSUSコンピュータグループをメンテナンスしたりできます。
- 更新プログラムの承認状態の設定
更新プログラムの承認状態を,WSUSコンピュータグループ単位で変更できます。
WSUSと連携した更新プログラムの管理作業の概念を次の図に示します。
図2-37 WSUSと連携した更新プログラムの管理作業の概念
JP1/NETM/DMは,複数のWSUSサーバが階層化された環境にも対応しています。WSUSと連携するためのシステム構成については,「5.2.6 WSUSと連携する場合のシステム構成」を参照してください。
WSUSと連携して更新プログラムを管理する方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「7.3 WSUSと連携して更新プログラムを管理する」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) WSUSと連携するための前提条件
- (2) WSUSと連携するための準備
(1) WSUSと連携するための前提条件
WSUSと連携する環境では,JP1/NETM/DMとWSUSが次に示す前提条件を満たす必要があります。
- JP1/NETM/DMの前提条件
- マネージャに,バージョンが08-50以降のJP1/NETM/DM Managerを使用している。
- 中継システムに,バージョンが07-53以降のJP1/NETM/DM SubManager,または08-00以降のJP1/NETM/DM Client(中継システム)を使用している。
- クライアントに,バージョンが07-53以降のJP1/NETM/DM Client,または08-00以降のJP1/NETM/DM Client - Baseを使用している。
- WSUSの前提条件
- WSUS 2.0またはWSUS 3.0を使用している。
- 32ビット版のOSにインストールしたWSUSを使用している。
- WSUSの[コンピュータのオプション]ページで,「Windows Server Update Services のコンピュータの移動タスクを使用する」を設定している。
- バージョンが07-53以降のJP1/NETM/DMのコンポーネント「WSUS連携機能」がインストールされている。
WSUSと連携するには,WSUSと連携できる環境を構築したあとで,JP1/NETM/DMとWSUSで次の準備が必要です。
WSUSと連携できるシステム構成については,「5.2.6 WSUSと連携する場合のシステム構成」を参照してください。
- JP1/NETM/DMでの準備
- サーバセットアップの[WSUS連携]パネルで,「WSUS連携機能のURL」を指定します。「WSUS連携機能のURL」の指定方法については,マニュアル「構築ガイド」の「4.2.17 [WSUS連携]パネル」を参照してください。
- 「システム情報の取得」ジョブを実行して,クライアントからWSUSコンピュータIDを取得しておく必要があります。WSUSコンピュータIDを取得するためには,ジョブ作成時に[オプション]パネルで「すべての情報を取得」を選択してください。
なお,WSUSコンピュータIDはシステム情報の一覧に表示されません。
- WSUSでの準備
- WSUSの[コンピュータのオプション]ページで,「Windows Server Update Services のコンピュータの移動タスクを使用する」を設定します。
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