JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
操作ログを集計することで,特定の操作が1日当たりどのくらい実行されたか,操作ログの検出結果の推移などを確認できます。例えば,リムーバブルディスクへのコピー操作を集計することで,頻繁に外部へ情報を持ち出しているクライアントを調査できます。
操作ログの集計は,jamOperationLogAddUp.exeコマンドで実行します。また,操作ログの集計結果は[操作ログ集計]ウィンドウから確認します。集計結果を確認する前に,コマンドを実行して集計を完了させておく必要があります。
[操作ログ集計]ウィンドウは,JP1/NETM/DM Managerのコンポーネント「Asset Information Manager Limited」および「リモートインストールマネージャ」がインストールされている場合,またはバージョン08-10以降のJP1/NETM/Asset Information Managerと連携する場合に起動できます。
「Asset Information Manager Limited」ではクライアントごとに所属する部署を設定できます。クライアントごとに部署を設定しておくことで,集計結果を部署単位で確認することもできます。
操作ログの集計方法および[操作ログ集計]ウィンドウの操作方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.7 [操作ログ集計]ウィンドウを操作する」を参照してください。
[操作ログ一覧]ウィンドウで表示される操作ログが集計対象となります。
そのため,操作ログを集計する前には,専用のデータベースに稼働情報が格納されている必要があります。
操作ログを集計する前にクライアントに部署を設定しておくと,部署単位で操作ログの集計結果を確認できます。
部署は「Asset Information Manager Limited」から設定します。クライアントのIPアドレスまたはユーザインベントリ情報を基に,クライアントが所属する部署を自動的に設定できます。
部署を設定して操作ログを集計する概念を次の図に示します。
図2-33 部署を設定した場合の操作ログの集計
部署の設定方法については,マニュアル「構築ガイド」の「10.8 部署単位で操作ログを集計するための設定」を参照してください。
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