JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.5.9 ソフトウェアの稼働時間の取得

クライアントで実行されたソフトウェアの1日当たりの稼働時間を取得し,監視結果として配布管理システムに通知します。

稼働時間を取得すると,「Asset Information Manager Limited」の[ソフトウェア稼働状況]ウィンドウから,ソフトウェアごとの稼働率を確認できます。これにより,使用頻度の低いソフトウェアを調査して撤去したり,ソフトウェアの利用を促したりするといった運用に利用できます。

稼働時間を取得したい場合は,取得対象となるソフトウェアを稼働監視ポリシーに設定する必要があります。

ソフトウェアの稼働時間を取得するためには,稼働時間が監視されるプログラムを指定します。稼働時間を取得するソフトウェアに指定できるのは,次に示す拡張子のアプリケーションです。

一つのソフトウェアに対して,複数のプログラムを設定することもできます。複数のプログラムを設定した場合,どれか一つでもプログラムが実行されていればそのソフトウェアの稼働時間として取得されます。プログラムの実行時間と,取得されるソフトウェアの稼働時間の関係を次に示します。

図2-26 プログラムの実行時間と取得されるソフトウェアの稼働時間の関係

[図データ]

ソフトウェアの稼働時間は,当日の0時00分から翌日の0時00分までが1日分の稼働時間として集計されます。また。翌日分は0時00分から集計が開始されます。0時00分の稼働時間は,当日と翌日の両方に含まれます。

日にちが変更されてもプログラムが継続して実行されている場合,0時00分までの稼働時間が当日分として取得され,0時00分から翌日分の稼働時間として取得されます。配布管理システムには,前日分の稼働時間が通知されます。

ソフトウェアの稼働時間を取得する場合の注意事項を次に示します。

稼働時間を取得するソフトウェアを稼働監視ポリシーに設定するときの注意事項については,マニュアル「運用ガイド1」の「6.2.7 稼働時間の取得の設定」を参照してください。