JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.2.7 インベントリ情報の利用方法

取得したインベントリ情報は,JP1/NETM/DM Managerが提供するインベントリビューアで管理し,さまざまな用途に利用できます。ここでは,インベントリ情報の利用方法について概要だけを説明しますので,詳細は「2.3 インベントリ情報の管理」を参照してください。

<この項の構成>
(1) インベントリ情報の集計
(2) CSV形式ファイルへの出力
(3) インベントリ情報の印刷
(4) JP1/Cm2またはHP NNMからインベントリ情報を管理する

(1) インベントリ情報の集計

インベントリ情報ごとに該当するホストの数を集計できます。インベントリ情報を集計すれば,ソフトウェアのライセンス管理や,ネットワーク内のハードウェア使用状況の管理などに役立ちます。また,集計結果はグラフ表示することもできます。

(a) ソフトウェアごとに集計する

ソフトウェアごとに,インストールされているホストの数を集計できます。ソフトウェアごとにホストの数を集計すれば,契約しているライセンス数を超えたソフトウェアがあるかどうかを確認できます。

(b) システム情報ごとに集計する

システム情報ごとに,該当するホストの数を集計できます。

システム情報ごとにホストを集計すれば,ハードウェアの資産管理やハードウェアの使用状況の管理に役立ちます。

システム情報の集計の使用例を次に示します。

(c) 中継システム,クライアントの台数を集計する

中継システムおよびクライアントの数を集計できます。JP1/NETM/DMで管理しているネットワークの規模を把握できます。

(d) ユーザインベントリごとに集計する

クライアントの使用者の所属部署やプロジェクトごとなど,ユーザ独自に管理しているユーザインベントリごとに,該当するホストの数を把握できます。

(2) CSV形式ファイルへの出力

取得したインベントリ情報は,CSV形式ファイルに出力して利用できます。CSV形式ファイルに出力したインベントリ情報は,表計算ソフトウェアなどに入力して使用できますので,インベントリ情報のソートや管理帳票の作成が容易になります。

インベントリ情報をCSV形式ファイルへ出力するには,インベントリビューアを使用する方法と,CSV出力ユティリティを使用する方法があります。詳細は,マニュアル「運用ガイド1」の「4.5.2 CSV形式ファイルへの出力」および「9.1 CSV出力ユティリティでファイルを出力する」を参照してください。

(3) インベントリ情報の印刷

取得したインベントリ情報は,一覧表の形式で印刷できます。ヘッダやフッタを付けて,わかりやすい資料や報告書を作成できます。

インベントリ情報の印刷方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「4.5.3 印刷」を参照してください。

(4) JP1/Cm2またはHP NNMからインベントリ情報を管理する

JP1/Cm2連携機能を使用すれば,JP1/NETM/DM を管理する配布管理システム以外からもインベントリ情報を管理できます。

JP1/Cm2連携機能を使用して,JP1/NETM/DMのインベントリ情報を管理する方法については,マニュアル「運用ガイド2」の「3. JP1/Cm2またはHP NNMからJP1/NETM/DMを管理する」を,それぞれ参照してください。