JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
クライアントの使用者名やPC資産番号など,クライアントの管理に必要な情報を,ハードウェア情報,システム情報と同様にJP1/NETM/DMで管理できます。管理する情報は,ユーザが任意に設定できます。ユーザが任意に管理する情報をユーザインベントリ情報と呼びます。
ユーザインベントリ情報を管理すれば,ユーザが任意に設定した情報を管理できるほか,各クライアントを管理しやすい名称で管理できます。例えば,ユーザインベントリ情報でホストの使用者名を管理すれば,配布管理システムでは各ホストを使用者の名称で確認できます。
ユーザインベントリ情報は,クライアントに表示される次の[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスにクライアントユーザが入力した情報を,配布管理システムから「システム情報の取得」または「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブを実行して取得します。
なお,JP1/NETM/DM Client(中継システム)からは,「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブを実行できません。
図2-7 [JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックス
[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスの項目(ユーザインベントリ項目)は,ユーザが独自に設定できます。ユーザインベントリ項目は配布管理システムで作成し,「ユーザインベントリ情報の転送」ジョブを実行してクライアントに配布しておきます。
クライアントにユーザインベントリ情報を必ず設定させたい場合は,クライアントがユーザインベントリ情報を設定するまで,パッケージセットアップマネージャの起動を抑止することができます。
ユーザインベントリ情報を取得する流れを次の図に示します。
図2-8 ユーザインベントリ情報の取得
ユーザインベントリ情報の取得方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「3.3 ユーザインベントリ情報を取得する」を参照してください。
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