JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
ソフトウェアをリモートインストールするには,パッケージング時に,インストールに必要な情報を細かく設定しておく必要があります。例えば,インストールの日時やタイミング,インストールの前提となるプログラム,インストール時に使用するレコーダファイルの指定などです。これらをインストール条件と呼びます。
インストール条件は,パッケージング時に[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスで設定します。また,リモートインストール実行時(ジョブ作成時)に,[インストール条件の変更]ダイアログボックスで変更できます。
ここでは,インストール条件としてどのようなものがあるかを,[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスのパネル単位に説明します。設定内容の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「2.2 パッケージの詳細設定」を参照してください。
インストール時に最低限必要なハードディスクの空き容量や,実装メモリの状態など,ハードウェア上の条件を設定できます。必要に応じて,インストール処理後に10〜20メガバイト以上の空き容量が必要であるなどの条件を設定してください。また,実装メモリの条件を設定すれば,インストールしても動作させられないといった失敗を防ぐことができます。
インストールするソフトウェアが,特定のソフトウェアの,特定のバージョンを前提として動作するような場合に,そのソフトウェアがインストールされているかどうかを,バージョンを指定してチェックできます。また,特定のソフトウェアがクライアントにない場合だけリモートインストールする,といった条件も設定できます。
リモートインストール後のファイルのアクセス権および所有者を指定できます。
インストール日時,およびインストールタイミングを指定できます。インストールタイミングには次の2種類があります。
クライアントのOSがWindowsの場合に,インストールモード(ソフトウェアのインストーラの種類に合致したインストール方法)を指定します。インストールモードには,次の2種類があります。
リモートインストールに対して次のオプションを設定できます。
パッケージ種別が「ユーザプログラム,データ」の場合に,ユーザプログラムのアイコンまたはショートカットを設定できます。
インストールの直前・直後,およびインストールエラー時に,クライアントで外部プログラムを起動させることができます。これによって,例えば次のような運用ができるようになります。
パッケージ種別が「他社ソフトウェア」の場合に,セットアップ方法,会社名,所有者名などのセットアップ情報を設定できます。
リモートインストール時にAITファイルを使用する場合,インストール処理の応答を監視できます。
リモートインストール時にレコーダファイルを使用する場合に,レコーダファイルのディレクトリを設定します。
JP1/NETM/DM Client(クライアント)をパッケージングする場合,不要なコンポーネントをパッケージングの対象から外すことができます。
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