JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.1.2 配布できるソフトウェアの種類

JP1/NETM/DMでは,リモートインストールの対象となるソフトウェアを,次の3種類に分類して認識しています。この区分をパッケージ種別と呼びます。

「日立プログラムプロダクト」,または「他社ソフトウェア」であるかどうかは,ソフトウェアのパッケージング時に,パッケージャが自動的に判断します。どちらにも認識されないソフトウェアは,すべて「ユーザプログラム,データ」として扱われます。

なお,パッケージ種別によっては,リモートインストール時にAITファイル(Automatic Installation Toolで作成するファイル)またはレコーダファイル(Visual Testで作成するファイル)が必要です。AITファイルまたはレコーダファイルを使ったリモートインストール方法については,マニュアル「Automatic Installation Toolガイド」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 日立プログラムプロダクト
(2) 他社ソフトウェア
(3) ユーザプログラム,データ

(1) 日立プログラムプロダクト

複数ライセンスパック製品のプログラムプロダクトのリモートインストールができます。また,複数ライセンスパック製品ではないプログラムプロダクトでは,すでに導入しているものをリビジョンアップする場合に限って,リモートインストールできます。ただし,一部のプログラムプロダクト(通信ソフトウェアなど)のリモートインストールはできません。リモートインストールができるプログラムプロダクトは,それぞれのマニュアルまたはリリースノートでご確認ください。

JP1/NETM/DMのリモートインストール

(2) 他社ソフトウェア

日立以外の流通ソフトウェアを他社ソフトウェアと呼びます。リモートインストールできる他社ソフトウェアは,基本的に複数ライセンスパック製品です。ソフトウェアの種類,購入契約の内容によって,リモートインストールができない場合があります。契約書などで判断できない場合,ソフトウェア会社の了解をユーザの責任で得る必要がありますので注意してください。

なお,他社ソフトウェアの対話形式のインストーラに自動応答してリモートインストールする場合には,AITファイルまたはレコーダファイルが必要です。

(3) ユーザプログラム,データ

単一のファイルまたはディレクトリ下の全ファイルをリモートインストールできます。表計算ソフトウェアなどのアプリケーションプログラムで作成したデータも,ユーザデータとして扱います。