JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

1.3.4 インベントリ情報を管理する場合のシステム構成要素

インベントリ情報を管理する場合の基本的なシステム構成は,配布管理システム,中継するシステム,およびクライアントから成り立っています。

ただし,ネットワーク外のPCからインベントリ情報を取得する場合は,さらに次の二つの要素が加わります。

オフラインマシン
JP1/NETM/DMのシステム構成情報に登録していない,JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールしているPCです。例えば次のようなPCが挙げられます。
  • スタンドアロンで使用していて,JP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールしているPC
  • ネットワーク内でJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールしているが,JP1/NETM/DMのシステム構成情報に登録していないPC
このようなシステム構成情報に登録していないPCからも,インベントリ情報を取得できます。また,システム構成情報に登録していないPCに,ソフトウェアをインストールすることもできます。
オフラインフォルダ
オフラインマシンから取得したインベントリ情報を管理するためのフォルダです。システム構成情報には「{OFFLINE}」という名称で表示され,マシンが実在しない仮想の中継システムとして扱われます。このため,名称の変更や階層の移動などはできません。

インベントリ情報を管理する場合のシステム構成を次の図に示します。

図1-25 インベントリ情報を管理する場合のシステム構成

[図データ]

この図に示すシステム構成では,クライアントおよびオフラインマシンからインベントリ情報を取得できます。取得したインベントリ情報は配布管理システムで管理します。オフラインマシンから取得したインベントリ情報については,オフラインフォルダの配下にまとめて管理します。