JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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1.3.3 ソフトウェアを配布する場合のシステム構成要素

ソフトウェアを配布する場合のシステム構成は,基本的なシステム構成要素に加え,配布するソフトウェアを配布管理システムに登録するパッケージャから成り立っています。

パッケージャ
パッケージャは,配布するソフトウェアを配布管理システムに登録するためのシステムです。JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)およびJP1/NETM/DM Clientのコンポーネントの一つです。
パッケージャは,配布管理システム,中継するシステム,またはクライアントと同じPCにインストールできます。また,パッケージャ専用のPCにインストールしても動作します。ソフトウェアを配布する場合は,パッケージャをインストールしたPCがシステム構成内に少なくとも1台は必要です。

配布管理システムは,パッケージャから登録されたソフトウェアをクライアントにリモートインストールします。

リモートインストールを指示するジョブを,配布管理システムのGUI上から作成・実行する場合は,リモートインストールマネージャを使用します。リモートインストールマネージャは,ソフトウェアの配布だけでなく,インベントリ情報の管理やソフトウェアの稼働状況の監視などでも使用します。

なお,中継するシステムまたはクライアントにJP1/NETM/DM Client - Baseを使用している場合,日立プログラムプロダクト以外のソフトウェアを配布するには,JP1/NETM/DM Client - Delivery Featureがインストールされている必要があります。

ソフトウェアを配布する場合のシステム構成を次の図に示します。

図1-24 ソフトウェアを配布する場合のシステム構成

[図データ]