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splitコマンド(ファイルを分割する)

形式

split[-a サフィックス長]
     [-b バイト数[k|m]|-l 行数][入力パス名プレフィックス]]

機能

ファイルや標準入力の内容を分割して,ファイルに出力します。

引数

-a サフィックス長
分割後にファイルの名前に付けるサフィックスの長さを指定します。
1から255の範囲で指定します。範囲外の値を指定した場合,または数値以外を指定した場合はエラーとなります(split: 指定値: too small/split: 指定値: too large/split: 指定値: invalid)。デフォルトは2です。複数回指定できますが,最後に指定した値が有効となります。

-b バイト数[k|m]
ファイルをデータサイズで分割する場合のサイズをバイトで指定します。-lオプションと同時に指定した場合はエラーとなり,usageが表示されます。
  • k:キロバイト単位の値になります(1k=1,024バイト)。
  • m:メガバイト単位の値になります(1m=1,048,576バイト)。
複数回指定できますが,最後に指定した値が有効となります。

-l 行数
行数でファイルを分割する場合に,行数を指定します。-bオプションと同時に指定した場合はエラーとなり,usageが表示されます。-bオプションおよび-lオプションを指定しない場合は,1000行が指定されたものとします。複数回指定できますが,最後に指定した値が有効となります。

入力パス名
入力するファイル名を指定します。省略時は標準入力を仮定します。

プレフィックス
分割後にファイルの名前に付けるプレフィックスとして使用します。
分割後のファイルの名前は次のように決定します。
プレフィックス+サフィックス
プレフィックスは指定がある場合は,その文字列を使用します。指定がない場合は,「x」,「y」,「z」の順番に使用されます。
サフィックスは,a〜zを組み合わせた文字列を,サフィックス長で指定された長さ分使用します。サフィックスは文字コード順に使用されます。
例:2バイトの場合,aa,ab,ac,…,az,ba,bb,…となります。

戻り値

戻り値 意味
0 正常終了
1以上 エラー終了

注意事項

使用例

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