JP1/Advanced Shell
形式
rm[-d][-f][-i][-R][-r]パス名 ...
機能
ファイルまたはディレクトリを削除します。
引数
- -d
- ファイルまたはディレクトリを削除します。ディレクトリの場合,ディレクトリごと削除します。
- -f
- ファイルを削除します。存在しないファイルは無視されます。削除するかどうかは問い合わせません。-iオプションの前に指定すると無視されます。
- -i
- ファイルを削除する前に確認します。標準入力からyまたはYを応答すると削除します。-fオプションの前に指定すると無視されます。
- -R|-r
- 再帰的にディレクトリツリーを削除します。
- パス名
- 削除するパス名を指定します。複数指定できます。
戻り値
戻り値 意味 0 正常終了
- 指定したファイルやディレクトリの削除に成功しました。
- -fオプションを指定した場合は,指定したファイルのうち,存在するファイルの削除に成功しました。
1以上 エラー終了
注意事項
- Windowsの場合,write権限がなく削除を確認するときは,オーナーのアクセス権以外は表示しません。
- -fオプションおよび-iオプションは最後に指定したオプションが有効となります。
使用例
- -iオプションを指定して,ファイルを削除するかどうか確認します。
C:\TEMP>%ADSH_OSCMD_DIR%\rm -i file2.txt remove file2.txt?- ファイルがない場合のエラーメッセージを表示します。
C:\TEMP>%ADSH_OSCMD_DIR%\rm c.txt rm: c.txt: No such file or directory- -dオプションを使用しないでディレクトリを削除しようとした場合のエラーメッセージを表示します。
C:\TEMP>%ADSH_OSCMD_DIR%\rm dir8 rm: dir8: is a directory- 削除しようとしたディレクトリにファイルが存在した場合のエラーメッセージを表示します。
C:\TEMP>%ADSH_OSCMD_DIR%\rm -d dir8 rm: dir8: Directory not empty- オプションエラーのメッセージを表示します。
- Windowsの例
このメッセージは,コマンドを実行するプラットフォームによって異なる場合があります。
C:\TEMP>%ADSH_OSCMD_DIR%\rm -w rm: illegal option -- w usage: rm [-dfiRr] file ...
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