JP1/Advanced Shell
デバッガの作業ディレクトリを移動するコマンドは,cdコマンドです。cdコマンドの短縮形はありません。cdコマンドの形式を次に示します。
cd ディレクトリパス名引数にディレクトリパス名を指定すると,作業ディレクトリを移動できます。
cdコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- cdコマンドの後ろに引数を指定した場合
- 指定したディレクトリにデバッガの作業ディレクトリを移動します。移動先のディレクトリの絶対パスを表示します。
- ただし,ジョブ定義スクリプトが実行されている場合は,デバッガの作業ディレクトリだけを移動し,実行中のジョブ定義スクリプトのカレントディレクトリは変更しません。
- なお,実行権限のないディレクトリパス名を指定した場合および存在しないディレクトリパス名を指定した場合など,デバッガの作業ディレクトリを移動できなかったときは,エラーメッセージが出力されます。
- cdコマンドの後ろに引数を指定しない場合
- エラーメッセージが出力されます。
- 使用例
- cdコマンドで作業ディレクトリを移動します。そのあとに,execコマンドを使用して外部コマンドを実行し,移動先のディレクトリに存在するファイルの内容を出力します。
(adshdb) cd work KNAX7048-I Working directory: /home/xxx/work/ (adshdb) exec cat test.txt aaa bbb ccc
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