JP1/Advanced Shell
すべてのシェル変数情報を表示するコマンドは,info variablesコマンドです。info variablesコマンドの短縮形は"i v"です。info variablesコマンドの形式を次に示します。
info variables[ 変数名]引数に変数名を指定すると,指定したシェル変数情報を表示します。引数を省略すると,すべてのシェル変数情報を表示します。表示形式を次に示します。
変数名 = 変数値 [(Step local)] …
- 変数名:シェル変数名です。変数名をASCIIコード順に並べて表示します。
- 変数値:シェル変数の値です。ジョブステップ内でだけ有効なシェル変数の場合,補足情報(Step local)を付けて表示します。ジョブステップ内でだけ有効なシェル変数とは,スクリプト拡張コマンドの#-adsh_step_startコマンドの,-stepVar属性に指定したシェル変数です。
値を持っていない変数の場合,「=」と変数値を表示しません。表示形式を次に示します。
変数名[(Step local)]info variablesコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- info variablesコマンドの後ろに引数を指定しない場合
- すべてのシェル変数情報を表示します。
- info variablesコマンドの後ろに引数を指定した場合
- 表示する変数名が存在するときは,指定したシェル変数情報を表示します。
- 表示する変数名が存在しないときは,エラーメッセージが出力されます。
- 注意事項
- runコマンドによるジョブ定義スクリプト実行中以外では変数が定義されていないため,変数を表示できません。
- 変数名に配列を指定する場合は,要素ごとに指定します。
- 変数とその配列の0番目(例:aaaとaaa[0])は同一のものであるため,ジョブ定義スクリプト内で配列となっているときは添え字を付けて表示し,配列となっていないときは添え字を付けないで表示します。
- シェルは配列を作成すると配列の0番目が自動的に作成されるため,すべてのシェル変数を表示する場合,それらを含めて表示されます。
- 出力例
- すべてのシェル変数情報を表示します。
XXX = xxx(Step local) YYY = /yyy/yyy(Step local) AAA = aaa BBB = /bbb/bbb
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