JP1/Advanced Shell

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6.2.7 ジョブ定義スクリプトの実行を再開するコマンド

ジョブ定義スクリプトの実行を再開する場合,次の3つの方法があります。

また,関数を終了するコマンドは,returnコマンドです。ジョブ定義スクリプトにシグナルを送信するコマンドは,signalコマンドです。

コマンドを実行したあとにジョブ定義スクリプトの実行が停止すると,メッセージ,次に実行予定の行番号,ソースファイル行を表示します。表示形式を次に示します。

バッチジョブを実行するコマンドに指定したジョブ定義スクリプトファイルおよびスクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定したジョブ定義スクリプトファイルの場合
 
行番号: ソースファイル行
Current: コマンド文字列
 
  • 行番号:次に実行するコマンドの行番号です。
  • ソースファイル行:行番号に対応するソースファイルの行の内容です。
  • コマンド文字列:次に実行するコマンド文字列です。

スクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定していない外部スクリプトの場合
 
Line: 行番号
Current: コマンド文字列
 
  • 行番号:次に実行するコマンドの行番号です。
  • コマンド文字列:次に実行するコマンド文字列です。

注意事項
  • 別プロセスで実行されるジョブ定義スクリプトの場合,コマンド文字列に<Another process script>と表示されます。
  • デバッグ中のジョブ定義スクリプトがtrapコマンドのactionを実行中の場合は,次の表示形式になります。
  Line: <Trap action>
  Current: コマンド文字列
  • ジョブ定義スクリプト終端(EOF)の場合は,次の表示形式になります。
  Current: <EOF>

出力例
次に実行予定の行番号とソースファイル行を表示します。
  • バッチジョブを実行するコマンドに指定したジョブ定義スクリプトファイルおよびスクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定したジョブ定義スクリプトファイルの場合
     
    100: echo "aaa"   ←次に実行する処理は100行目の「echo "aaa"」
    Current: echo     ←その時に実行されるコマンドは「echo」
     
  • スクリプト拡張コマンドの#-adsh_scriptに指定していない外部スクリプトの場合
     
    Line: 50          ←次に実行されるのは外部スクリプトの50行目にある処理
    Current: num=1    ←その時に実行される処理は「num=1」
     

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