JP1/Advanced Shell
ブレークポイントまたはウォッチポイントを削除するコマンドは,deleteコマンドです。deleteコマンドの短縮形は"d"です。deleteコマンドの形式を次に示します。
delete[ ブレークポイント・ウォッチポイント番号[-ブレークポイント・ウォッチポイント番号]]deleteコマンドの引数に番号を指定すると,対応するブレークポイントまたはウォッチポイントを削除できます。また,”-”を使用して番号の範囲を指定できます。例えば,番号1から番号5までのポイントを削除したい場合は,「1-5」と指定します。引数を省略すると,すべてのブレークポイントとウォッチポイントを削除します。
deleteコマンドを実行した場合の動作を次に示します。
- deleteコマンドの後ろに引数を指定しない場合
- ブレークポイントまたはウォッチポイントが1つ以上設定されているときは,すべてのブレークポイントとウォッチポイントを削除するかどうかの確認メッセージが出力されます。削除する場合は,yまたはYを入力してください。
- ブレークポイントまたはウォッチポイントが1つも設定されていないときは,エラーメッセージが出力されます。
- deleteコマンドの後ろに引数を指定した場合
- ブレークポイント・ウォッチポイント番号
指定した番号のブレークポイントまたはウォッチポイントを削除します。指定した番号が存在しない場合,エラーメッセージが出力されます。
- 番号-番号
「-」の前の番号から後ろの番号までの範囲にあるブレークポイントとウォッチポイントを削除します。指定した範囲内に含まれる番号のウォッチポイントおよびブレークポイントがすべて削除されます。指定した範囲内にウォッチポイントおよびブレークポイントがひとつも含まれない場合,エラーメッセージが出力されます。
- 上記以外
エラーメッセージが出力されます。
- 注意事項
- 引数の番号は0以上の整数を入力してください。先頭に「+」は付けません。
- 番号を範囲指定した場合,前の値と後ろの値が等しいときは,その番号だけを対象とします。
- 番号を範囲指定した場合,前の値より後ろの値が小さいときは,エラーメッセージが出力されます。
- 番号の指定時にint型の範囲を超えた数値を入力した場合,int型の上限値に丸めて扱います。
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