JP1/Advanced Shell
カバレージ情報をマージする目的は,複数のユーザーが同一のジョブ定義スクリプトのテストを行った結果を1つにすることです。あるジョブ定義スクリプトのテストケースを複数の人で分担してテストした場合,カバレージ情報を1つにまとめて作業のむだを省くことができます。
- <この項の構成>
- (1) マージの方法
- (2) マージする情報の種類
カバレージ情報は,カバレージ情報をマージするコマンド(adshcvmergコマンド)でマージします。コマンドに指定した2つのascファイルをマージします。コマンドの形式を次に示します。
adshcvmerg -o 出力先ファイル ascファイル1 ascファイル2ascファイル1とascファイル2の情報をマージし,その結果を出力先ファイルにascファイル形式で出力します。
マージする情報はテスト回数やカバレージ情報です。例えば,adshcvmerg -o out c1 c2コマンドを入力して,マージ処理を実行した場合,情報は次のように変更されます。
- ジョブ定義スクリプトのフルパス名:c1のフルパス名
- テスト回数:c1のテスト回数+c2のテスト回数
- カバレージ情報の採取開始日時:c1とc2で早い開始日時
- カバレージ情報の採取終了日時:c1とc2で遅い終了日時
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