JP1/Advanced Shell
- ジョブの実行の制御
JP1/Advanced Shellでは,バッチ業務で繰り返し使用される処理を自動化したり,簡潔に記述したりできるようにジョブ定義スクリプトを拡張しています。
次の機能を使用してジョブ定義スクリプトの記述量を削減し,ジョブ定義スクリプトの可読性や保守性を向上できます。
- ジョブステップの実行条件を指定できます。
- ジョブステップ内で有効な変数を使用できます。
- バッチジョブがエラー終了した場合,エラーメッセージを出力したり,終了コードを設定したりできます。
- バッチジョブがエラー終了した場合,自動的に子プロセスを強制終了して,バッチジョブで使用した一時ファイルを自動的に削除できます。
- 開発環境
GUI(Graphical User Interface)のJP1/Advanced Shellエディタ(デバッグ機能付き専用エディタ)を使用した開発環境でジョブ定義スクリプトを開発し,デバッグできます。
JP1/Advanced Shellエディタウィンドウを次の図に示します。
- ジョブステップ単位で実行したり,ブレークポイントを設定したりできます。
- ジョブ定義スクリプトのカバレージ情報を蓄積できます。
図1-1 JP1/Advanced Shellエディタウィンドウ
- ファイルの割り当ておよび後処理
通常ファイルの存在チェックや一時ファイルの割り当てと削除などの処理を自動化でき,簡潔に記述できます。
- バッチジョブの実行中に自動的に一時ファイルを割り当て,バッチジョブ終了時に削除できます。
- バッチジョブの実行中に通常ファイルの存在チェック,およびジョブステップまたはジョブの結果によるファイルの後処理ができます。
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