JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option ジョブ・ジョブネット呼び出し機能編

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6.6.5 Webアプリケーションサーバの動作環境設定(WebSphere Application Serverの場合)

次の環境設定項目を設定し,ユーザーアプリケーションが起動するWebアプリケーションサーバの動作環境を設定します。

注意
J2EEサーバ起動中に環境設定ファイルを設定した場合は,設定した内容を有効にするためにJ2EEサーバを再起動してください。

 

表6-7 Webアプリケーションサーバの動作環境設定項目(WebSphere Application Serverの場合)

設定項目 設定の要否
共用ライブラリー 必ず設定してください。
JavaVMカスタム・プロパティー JP1/AJS3 - SOA Optionのインストール時に,インストール先フォルダを変更した場合は設定してください。

それぞれの設定項目について,次に説明します。

<この項の構成>
(1) 共用ライブラリーの設定
(2) JavaVMカスタム・プロパティーの設定

(1) 共用ライブラリーの設定

JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)およびユーザーアプリケーションが参照するファイルを共用ライブラリーに登録し,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)およびユーザーアプリケーションと関連づけます。登録および関連づけするファイルとファイルパス名を次の表に示します。

表6-8 共用ライブラリーに登録するファイルとファイルパス名

ファイル名 ファイルパス名 説明
wsserver.jar

Windowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ\ws\lib\wsserver.jar

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2forws/ws/lib/wsserver.jar
JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が参照するファイルです。
wsclient.jar

Windowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ\ws\lib\wsclient.jar

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2forws/ws/lib/wsclient.jar
ユーザーアプリケーションが参照するファイルです。
hntrlib2j.jar

Windowsの場合
システムドライブ\Program Files\HITACHI\HNTRLib2\classes\hntrlib2j.jar

UNIXの場合
/opt/hitachi/HNTRLib2/classes/hntrlib2j.jar
JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)およびユーザーアプリケーションが参照するファイルです。
hntrlibMj.jar

Windowsの場合
システムドライブ\Program Files\HITACHI\HNTRLib2\classes\hntrlibMj.jar

UNIXの場合
/opt/hitachi/HNTRLib2/classes/hntrlibMj.jar
JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)およびユーザーアプリケーションが参照するファイルです。

共用ライブラリーの登録方法,およびアプリケーションを関連づける方法については,WebSphere Application Serverのマニュアルを参照してください。

(2) JavaVMカスタム・プロパティーの設定

JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)およびユーザーアプリケーションの動作環境設定定義ファイルのフォルダパス名を,JavaVMカスタム・プロパティーに設定します。設定するキー名称と設定内容を次の表に示します。

表6-9 JavaVMカスタム・プロパティーに設定する項目

キー名称 設定内容 説明
wsserver.property.dir WS-Server動作環境設定定義ファイルのフォルダパス名 JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が参照するプロパティです。
wsclient.property.dir WS-Client動作環境設定定義ファイルのフォルダパス名 ユーザーアプリケーションが参照するプロパティです。

次に,キーの設定内容について説明します。

wsserver.property.dir
WS-Server動作環境設定定義ファイルがあるフォルダのパス名を次のように設定します。
 
wsserver.property.dir=WS-Server動作環境設定定義ファイルがあるフォルダ
フォルダのパス名を,1~511バイトの文字列で指定します。
このキーの設定を省略した場合,次のフォルダが仮定されます。

WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
 
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ\ws\conf

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
 
/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf

wsclient.property.dir
WS-Client動作環境設定定義ファイルがあるフォルダのパス名を次のように設定します。
 
wsclient.property.dir=WS-Client動作環境設定定義ファイルがあるフォルダ
フォルダのパス名を,1~511バイトの文字列で指定します。
このキーの設定を省略した場合,次のフォルダが仮定されます。

WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
 
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ\ws\conf

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
 
/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf

JavaVMカスタム・プロパティーの設定方法については,WebSphere Application Serverのマニュアルを参照してください。

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