JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


9.3.2 標準WSジョブの処理結果を後続ジョブに引き継ぐ

標準WSジョブの処理結果を,後続ジョブに引き継ぐことができます。

次の図のように,WSコネクターの処理結果を出力パラメーターファイルに出力するよう,標準WSジョブに定義します。次に,後続ジョブに出力パラメーターファイルを読み込むように定義することで,標準WSジョブの処理結果を引き継げます。

図9-2 標準WSジョブの処理結果を後続ジョブに引き継ぐ仕組み

[図データ]

  1. [標準WSジョブ定義]ダイアログボックスの[基本]タブで,「出力パラメーター」の[ファイル名]に引き継ぎ情報を保存する出力パラメーターファイル名を指定する。

    出力パラメーターファイルは,WSDLに記述されたパラメーターのデータ型によって形式が異なります。単純型の場合は,次のように指定します。

    指定例(WSジョブ実行ホストのOSがWindowsの場合)
    C:\users\ajs2ws\wssample1_outparam1.txt

    指定例(WSジョブ実行ホストのOSがUNIXの場合)
    /export/home/ajs2ws/wssample1_outparam1.txt
    複合型の場合は,XML形式で出力されます。
    標準WSジョブの定義については,「9.3.1 標準WSジョブを定義する」を参照してください。
  2. 後続ジョブに,出力パラメーターファイルを読み込むように定義する。
    例えば,後続ジョブが標準WSジョブの場合は,[標準WSジョブ定義]ダイアログボックスの[基本]タブの「入力パラメーター」に,手順1で指定した出力パラメーターファイルを指定します。

    指定例(WSジョブ実行ホストのOSがWindowsの場合)
    C:\users\ajs2ws\wssample1_outparam1.txt

    指定例(WSジョブ実行ホストのOSがUNIXの場合)
    /export/home/ajs2ws/wssample1_outparam1.txt
    なお,複合型の場合はXML形式で出力されるので,後続ジョブではXMLファイルの内容を解析して引き継ぎ情報を取り出してください。
    標準WSジョブの定義については,「9.3.1 標準WSジョブを定義する」を参照してください。
    注意
    引き継ぎ情報は,同じWSジョブ実行ホストで実行されるジョブ間でだけ引き継げます。ジョブ実行ホストが異なるジョブに引き継ぐ場合,引き継ぎ情報を出力した出力パラメーターファイルを,引き継ぐジョブがあるジョブ実行ホストに転送するように,ジョブネットを構成してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi Solutions, Ltd.