JP1/Automatic Job Management System 3 - User Job Operation
形式
jpujogetlogininfo
[-b 年/月[/日]]
[-e 年/月[/日]]
[収集対象フォルダ]
機能
ClientユーザーおよびDefinerユーザーのログイン情報をCSV形式で標準出力に出力します。
ログイン情報は,次に示すファイルから収集されます。
- 操作ログファイル
- ログインユーザー情報ファイル
実行権限
次のファイルの参照権限
- インスタンス設定ファイル
- ログインユーザー情報ファイル
- 操作ログファイル
次のフォルダの書き込み権限
- ログファイル格納フォルダ
ファイルおよびフォルダの格納先については,「付録B ファイルおよびフォルダ一覧」を参照してください。
格納先フォルダ
Serverのインストール先フォルダ\bin
引数
-b 年/月[/日]
ユーザーのログイン情報を出力する期間の開始年月日を指定します。
- 年
西暦年をyyyyの形式で指定します。指定できる値は,1994〜2036です。
- 月
月をmmの形式で指定します。指定できる値は,1(または01)〜12です。
- 日
日をddの形式で指定します。指定できる値は,1(または01)〜31です。
日の指定を省略した場合,1が仮定されます。
-e 年/月[/日]
ユーザーのログイン情報を出力する期間の終了年月日を指定します。
このオプションを指定した場合,指定した日までにログアウトしたユーザーのログイン情報が出力対象になります。
- 年
西暦年をyyyyの形式で指定します。指定できる値は,1994〜2036です。
- 月
月をmmの形式で指定します。指定できる値は,1(または01)〜12です。
- 日
日をddの形式で指定します。指定できる値は,1(または01)〜31です。
日の指定を省略した場合,指定した月の最終日が仮定されます。
-bオプションおよび-eオプションの指定によって収集対象となるユーザーについて,次の表に示します。
表14-3 オプションの指定と収集対象となるユーザー
-bオプション -eオプション 収集対象となるユーザー ○ ○ 開始年月日から終了年月日までにログアウトしたユーザー ○ ×
- 開始年月日以降にログアウトしたユーザー
- コマンド実行時にログインしているユーザー
× ○ 終了年月日までにログアウトしたユーザー × ×
- コマンド実行時までにログアウトしたユーザー
- コマンド実行時にログインしているユーザー
- (凡例)
- ○:指定あり
- ×:指定なし
収集対象フォルダ
操作ログファイルの格納先を絶対パスまたは相対パスで指定します。指定したフォルダの直下にある操作ログファイルが収集対象になります。収集対象フォルダを指定すると,コマンド実行時にログイン中のユーザーのログイン情報は収集されません。
ログインユーザー情報ファイルの格納先は収集対象フォルダに指定できません。
収集対象フォルダの指定を省略した場合,現在運用中の操作ログファイルおよびログインユーザー情報ファイルが収集対象になります。
戻り値
0 正常終了。 18 インスタンス設定ファイルの形式不正(必要な情報が取得できない)。 19 インスタンス設定ファイルの読み込みに失敗。 32 パラメーター不正。
- -b,-e,および収集対象フォルダ以外が指定されている。
- yyyy/mm/dd形式不正(存在しない日付の場合も含む)。
- -b指定日付が-e指定日付よりも新しい。
33 指定された収集対象フォルダが見つからない。 34 収集対象ファイルの読み込みに失敗。 64 すでにコマンド実行中。 255 その他エラー。
使用例1
-bオプションおよび-eオプションの指定方法によってログイン情報の収集期間が異なります。
ログイン状況の例を次の図に示します。
図14-1 ログイン状況の例
図の1は,あるユーザーが2011/03/01にログインおよびログアウトしていることを示します。6は,2011/03/02にログインして,コマンド実行時もログインしたままの状態を示しています。
- 例1
- 2011/03/02以降のログイン情報を出力します。
- jpujogetlogininfo -b 2011/03/02
- 図14-1の2〜6のログイン情報が出力されます。
- 例2
- 2011/03/02までのログイン情報を出力します。
- jpujogetlogininfo -e 2011/03/02
- 図14-1の1〜3のログイン情報が出力されます。
- 例3
- 2011/03/02のログイン情報を出力します。
- jpujogetlogininfo -b 2011/03/02 -e 2011/03/02
- 図14-1の2および3のログイン情報が出力されます。
使用例2
C:\log\sousa\filesに格納した操作ログファイルを収集対象に,ログイン情報を出力します。
jpujogetlogininfo C:\log\sousa\filesC:\log\sousa\filesに格納した操作ログファイルから収集したログイン情報が出力されます。
出力例
出力例および出力項目の説明を次に示します。
ログイン情報の出力順序は,ログイン日時の昇順です。
出力項目の説明
- 収集対象日付
- -bオプションおよび-eオプションで指定したログイン情報の収集期間が,「yyyy/mm/dd〜yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。指定していない場合は,「指定なし」が出力されます。
- 収集対象フォルダ
- コマンド実行時に指定した収集対象フォルダ名が出力されます。指定していない場合は,「指定なし」が出力されます。
- ユーザー名
- ログインユーザーのユーザー名が出力されます。
- 表示名
- ログインユーザーのユーザー表示名が出力されます。操作ログファイルおよびログインユーザー情報ファイルに情報がない場合は出力されません。
- ユーザーDN
- ログインしたLDAPユーザーのLDAPでのDNが出力されます。DefinerユーザーまたはUJOユーザーの場合は出力されません。
- ログインPP
- ログインしたコンポーネント(ClientまたはDefiner)が出力されます。操作ログファイルおよびログインユーザー情報ファイルに情報がない場合は出力されません。
- ログイン日時
- ログインした日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。
- ログアウト日時
- ログアウトした日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で出力されます。ログアウトしていない場合は出力されません。
- 接続時間
- ログインしていた時間が「hh:mm:ss」の形式で出力されます。ログアウトしていない場合は出力されません。
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