JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)
リカバリーユニット定義時の注意事項を次に示します。
- リカバリーユニットが正常終了しても,そのリカバリーユニットが定義されているジョブネットは異常終了として扱われます。
- リカバリーユニットの後続ユニットには,リカバリーユニットしか定義できません。リカバリーユニットの後続に通常のユニットを定義した場合,そのユニットは実行されません。
- リカバリーユニットの後続ユニットとして定義したユニットは,ジョブネットが正常に実行されているときには実行されません。異常終了によって先行のリカバリーユニットが実行され,そのリカバリーユニットが正常終了した場合だけ実行されます。
- リカバリーユニットの警告または異常状態は,上位ジョブネットの状態に影響を与えません。ただし,リカバリージョブネットが開始遅延または終了遅延した場合は,上位ジョブネットも遅延状態となります。
- リカバリーユニットは,先行ジョブが次のどれかの異常状態になったときに実行されます。
ただし,ウォームスタートで起動した場合やルートジョブネットを中断または強制終了した場合には,上記の異常状態になってもリカバリーユニットは実行されません。
- 異常検出終了
- 順序不正
- 中断
- 強制終了
- 起動失敗
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