JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]


jcohctest

機能

JP1/IM - Managerのヘルスチェック機能で使用するヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)の定義が正しく実行されるかをテストするコマンドです。ヘルスチェック定義ファイルに従い,通知コマンドの実行テストができます。

jcohctestコマンドは,JP1/IM - Managerが起動中にだけ実行できます。

ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)を変更した場合は,jcohctestコマンドを実行する前に,jco_spmd_reloadコマンドなどでヘルスチェック定義ファイルの設定を有効にする必要があります。

ヘルスチェック定義ファイルで指定した変数(HCHOST,HCFUNC,HCPNAME,HCPID,HCDATE,およびHCTIME)は,jcohctestコマンドでのテスト時には次のように表示されます。

表1-26 jcohctestコマンド実行時に表示される値

変数名 jcohctestコマンド実行時に表示される値
HCHOST 物理ホスト名,または-h オプションで指定した論理ホスト名
HCFUNC evflow
HCPNAME evflow
HCPID evflowのプロセスID
HCDATE 通知コマンドの実行日付(YYYY/MM/DD
HCTIME 通知コマンドの実行時刻(hh:mm:ss

ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)については,「ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

形式

jcohctest [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
Consoleパス\bin\

UNIXの場合
/opt/jp1cons/bin/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。指定した論理ホスト用のヘルスチェック定義ファイルで設定した通知コマンドをテストします。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。

戻り値

0 正常終了
1 引数エラー
2 論理ホストが存在しない
3 通知コマンド実行失敗
7 実行権限エラー(Windows限定)
10 その他のエラー

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.