JP1/Base 運用ガイド

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jevlogstop

機能

ログファイルトラップを終了するコマンドです。

なお,クラスタ運用でのフェールオーバー時に,以前jevlogstart(クラスタ運用限定)コマンドによって起動されたログファイルトラップをまとめて終了するためのコマンドについては,「jevlogstop(クラスタ運用限定)」を参照してください。

形式

jevlogstop [-w] { ID番号 | -a 監視名 | ALL }

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合
/opt/jp1base/bin/

引数

-w

ログファイルトラップの停止前に,監視間隔に関係なく一度ログを読み込むため,jevlogstopコマンドを実行した時点まで監視されます。このオプションを指定しなかった場合は,前回の監視タイミングからjevlogstopコマンド実行時までの間に発生したログは監視されません。ログファイルの監視が終了するタイミングの違いを,次の図に示します。

図13-2 ログファイルの監視が終了するタイミングの違い

[図データ]

監視対象のログデータ量,およびリトライ中に保留されたJP1イベントの件数によっては,コマンドを実行してから終了するまでの時間が長くなる場合があります。クラスタシステム運用時で,フェールオーバー発生時の終了処理にこのオプションを使用する際は注意が必要です。

ID番号

終了したいログファイルトラップのID番号を指定します。なお,ID番号は,jevlogstartコマンドの実行時に,標準出力に出力されます。

-a 監視名

終了したいログファイルトラップの監視名を指定します。なお,監視名は,jevlogstartコマンドの-aオプションで指定した名称です。

ALL

jevlogstartコマンドで起動したすべてのログファイルトラップが終了します。

戻り値

0 正常終了
1 引数エラー
2 サービスまたは管理デーモンが起動していない
3 指定IDまたは監視名のログファイルトラップが存在しない(すでに終了している)
ALL指定の場合は,ログファイルトラップが一つも存在しない
255 そのほかのエラー

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