JP1/Base 運用ガイド
イベントサービス環境の設定では,次の二つの設定を行います。
- イベントサービスの動作環境の設定
- JP1イベントの転送設定
デフォルトでは次のように設定されています。
- 自ホストでイベントサーバを動作させる。
- イベントDBを作成する。
イベントDBをデフォルトで作成する場所を次に示します。
Windowsの場合:インストール先フォルダ\sys\event\servers\
UNIXの場合:/var/opt/jp1base/sys/event/servers/
なお,イベントDBの上限サイズは,デフォルトで10,000,000バイトとなっています。
- JP1イベントをすべて取得する。
- JP1イベントを上位サーバに転送する。※
- 注※ 上位サーバとは,JP1/IMの構成定義ファイルで設定したサーバです。また,転送されるJP1イベントは,拡張属性「SEVERITY」の値が「Warning」「Error」「Critical」「Alert」「Emergency」のどれかと一致するJP1イベントとなっています。JP1/IMの構成定義ファイルで上位サーバを設定しなかった場合,JP1イベントは転送されません。構成定義ファイルで設定したサーバ以外の他ホストにJP1イベントを転送したい場合は,デフォルトの設定を変更してください。
次に,イベントサービス環境を設定する手順について説明します。
- <この節の構成>
- 8.1.1 転送するJP1イベントの検討
- 8.1.2 イベントサービス環境を設定する
- 8.1.3 DNSを使ったシステムでのイベントサーバの設定
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