JP1/Base 運用ガイド

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6.3.5 ユーザーマッピングを設定する

コマンドを実行すると,定義ファイルに記述したユーザーマッピング情報を共通定義情報に一括して登録できます。また,ユーザーマッピング情報を個別に追加,変更および削除することもできます。

ユーザーマッピングの設定について次に説明します。

<この項の構成>
(1) ユーザーマッピング情報を一括して設定する
(2) ユーザーマッピング情報を個別に登録する
(3) ユーザーマッピング情報を個別に削除する

(1) ユーザーマッピング情報を一括して設定する

ユーザーマッピング情報を一括して設定する場合は,ユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)で設定します。ユーザーマッピング定義ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「ユーザーマッピング定義ファイル」を参照してください。

ユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)をエディターで編集したあと,jbsmkumapコマンドを実行すると,共通定義情報に登録されていたマッピング情報がいったんすべて削除され,ユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)の情報が共通定義情報に登録されます。なお,設定されたマッピング情報を確認する場合は,jbsgetumapコマンドを実行します。

jbsmkumapコマンドおよびjbsgetumapコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsmkumap」および「jbsgetumap」を参照してください。

(2) ユーザーマッピング情報を個別に登録する

jbssetumapコマンドを実行すると,ユーザーマッピング情報を個別に追加したり変更したりできます。ユーザーマッピング情報を個別に追加または変更するには,jbssetumapコマンドのオプションにユーザーマッピング情報を直接指定して登録する方法と,ユーザーマッピング情報を記述した定義ファイルを使用して登録する方法があります。

ユーザーマッピング情報を指定して共通定義情報に登録する場合は,次のコマンドを実行してください。

jbssetumap {-u JP1ユーザー名 | -ua}
           {-sh サーバホスト名 | -sha}
           {-o OSユーザー名[,OSユーザー名]}
           [-no]
 

定義ファイルを作成して登録する場合は,次のコマンドを実行してください。

jbssetumap -f 定義ファイル名
 

定義ファイルは任意の場所に格納できますが,ファイルの形式はユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)と同じにしてください。ユーザーマッピング定義ファイルの形式については,「14. 定義ファイル」の「ユーザーマッピング定義ファイル」を参照してください。jbssetumapコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbssetumap」を参照してください。

(3) ユーザーマッピング情報を個別に削除する

共通定義情報からユーザーマッピング情報を個別に削除する場合,jbsrmumapコマンドを実行してください。

次の形式でコマンドを実行します。

jbsrmumap -u JP1ユーザー名
 

jbsrmumapコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsrmumap」を参照してください。

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