JP1/Base 運用ガイド

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4.8 通信設定が必要な場合

この節では,定義ファイルの通信設定が必要となる場合について説明します。なお(1)から(3)には,OSの名前解決で優先的に付与される任意のIPアドレスを使用しても,名前解決できない場合を含みます。

<この節の構成>
(1) OSの名前解決で,接続先のホストが名前解決できない場合
(2) OSの名前解決で,イベント転送先イベントサーバ名が名前解決できない場合
(3) OSの名前解決で,JP1/IM - Viewのイベント検索で指定したイベントサーバ名が名前解決できない場合
(4) Windows環境で,同一ホスト上の物理ホストと論理ホストのサービスを起動する場合
(5) クラスタシステムのセットアップ時
(6) クラスタシステムおよび複数LAN接続の環境で,複数のLANを使用して通信したい場合
(7) 複数LAN接続の環境で,特定のLANを使用して通信したい場合
(8) 複数LAN接続の環境で,特定のLANを使用してイベントサーバへ接続したい場合
(9) クラスタシステムから論理ホストを削除し,物理ホストだけの環境にする場合
(10) イベントサーバ設定ファイルのportsパラメーターに,OSの名前解決で優先的に付与される任意のIPアドレス以外のIPアドレスを指定している場合

(1) OSの名前解決で,接続先のホストが名前解決できない場合

jp1hosts定義ファイルに,接続先のホストでJP1/Baseが使用しているIPアドレスを設定します。jp1hosts定義ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「jp1hosts定義ファイル」を参照してください。

(2) OSの名前解決で,イベント転送先イベントサーバ名が名前解決できない場合

イベントサーバ設定ファイル(conf)のremote-serverパラメーターに,転送先のイベントサーバが使用しているIPアドレスを設定します。イベントサーバ設定ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「イベントサーバ設定ファイル」を参照してください。

(3) OSの名前解決で,JP1/IM - Viewのイベント検索で指定したイベントサーバ名が名前解決できない場合

API設定ファイル(api)のserverパラメーターに,イベントサーバが使用しているIPアドレスを設定します。API設定ファイルの詳細については,「14. 定義ファイル」の「API設定ファイル」を参照してください。

(4) Windows環境で,同一ホスト上の物理ホストと論理ホストのサービスを起動する場合

jp1hosts定義ファイルに,JP1/Baseが使用する物理ホストのIPアドレスを設定します。

(5) クラスタシステムのセットアップ時

イベントサーバ設定ファイル(conf)のportsパラメーターに,物理ホストおよび論理ホストが使用するIPアドレス,またはホスト名を設定します。物理ホストの設定時には,IPアドレスで指定することをお勧めします。

(6) クラスタシステムおよび複数LAN接続の環境で,複数のLANを使用して通信したい場合

次のファイルを設定します。

(7) 複数LAN接続の環境で,特定のLANを使用して通信したい場合

次のファイルを設定します。

(8) 複数LAN接続の環境で,特定のLANを使用してイベントサーバへ接続したい場合

API設定ファイル(api)のclientパラメーターに,イベントサーバへ接続する際に使用するIPアドレスを設定します。

(9) クラスタシステムから論理ホストを削除し,物理ホストだけの環境にする場合

次のファイルを設定します。

(10) イベントサーバ設定ファイルのportsパラメーターに,OSの名前解決で優先的に付与される任意のIPアドレス以外のIPアドレスを指定している場合

API設定ファイル(api)のserverパラメーターに,イベントサーバ設定ファイルのportsパラメーターに設定しているIPアドレスを設定します。

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