JP1/Performance Management - Agent Option for Virtual Machine
機能
このレコードには,物理サーバについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,単数インスタンスレコードです。
このレコードでは,物理サーバ上のCPU使用量やその内訳,VMMによるCPU使用量の内訳などのパフォーマンスデータを収集できます。このレコードで採取できるデータの例を,次の図に示します。
図5-6 採取データ例
- 注意
- 監視対象の物理サーバへの接続に失敗した場合,情報を収集できません。
- VMwareの情報を取得する場合,使用量と,VMM使用量・仮想マシン使用量とを取得するタイミングがVMware内部で異なるため,次に示す関係が成り立たない場合があります。
使用量(Used)=VMM使用量(VMM Used)+仮想マシン使用量(VM Used)
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 60 ○ Collection Offset 0 ○ Log Yes ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:1,229バイト
- 可変部:0バイト
フィールド
PFM-View名
(PFM-Manager名)説明 要約 形式 デルタ 未取得時 サポート対象外 Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード名。常に「PI」。 COPY char(8) No − − Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻。 COPY time_t No − − Interval(INTERVAL) 情報が収集される期間(単位:秒)。 COPY ulong No − − Clocks(CLOCKS) CPUリソースクロック周波数(単位:MHz)。物理サーバに搭載されている物理CPUのクロック周波数を合計した値。 COPY double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− Count(COUNT) 物理CPUコア数。物理サーバに搭載されている物理CPUのコア数。 COPY long No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− Sampling Time(SAMPLING_TIME) 監視ホスト上での性能情報収集時刻。次の形式で表示される。
yyyy-mm-ddThh:mm[±hh:mm]※COPY string(32) No 空白 − Used(USED) CPUリソース使用量(単位:MHz)。物理サーバで使用されているCPUリソース。 HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− VMM Used(VMM_USED) CPUリソースVMM使用量(単位:MHz)。
- VMware,Hyper-Vの場合
仮想マシンモニターにより使用されているCPUリソース。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーにより使用されているCPUリソース。
HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− VM Used(VM_USED) CPUリソースVM使用量(単位:MHz)。仮想マシンにより使用されているCPUリソース。 HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− VMM Console Used(VMM_CONSOLE_USED) CPUリソースVMMコンソール使用量(単位:MHz)。仮想マシンモニターコンソールにより使用されているCPUリソース。 HILO double No 0 Hyper-V
VirtageVMM Kernel Used(VMM_KERNEL_USED) CPUリソースVMMカーネル使用量(単位:MHz)。
- VMwareの場合
仮想マシンモニターカーネルにより使用されているCPUリソース。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーのうち,SYS1により使用されているCPUリソース。
HILO double No VMware: 0
Virtage: -1Hyper-V VMM Others Used(VMM_OTHERS_USED) CPUリソースVMMその他使用量(単位:MHz)。
- VMwareの場合
仮想マシンモニターのうち,仮想マシンモニターコンソール・仮想マシンモニターカーネル以外により使用されているCPUリソース。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーのうち,SYS2により使用されているCPUリソース。
HILO double No VMware: 0
Virtage: -1Hyper-V Unused(UNUSED) CPUリソース未使用量(単位:MHz)。使用されていないホストCPUリソース。 HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− Used %(USED_PERCENT) CPUリソース使用率(単位:%)。物理サーバで使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- Usedフィールド/Clocksフィールド*100
HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− VMM Used %(VMM_USED_PERCENT) CPUリソースVMM使用率(単位:%)。
- VMware,Hyper-Vの場合
仮想マシンモニターにより使用されているCPUリソースの割合。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーにより使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- VMM Usedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1− VM Used %(VM_USED_PERCENT) CPUリソースVM使用率(単位:%)。仮想マシンにより使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- VM Usedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No 0 − VMM Console Used %(VMM_CONSOLE_USED_PERCENT) CPUリソースVMMコンソール使用率(単位:%)。仮想マシンモニターコンソールにより使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- VMM Console Usedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No 0 Hyper-V
VirtageVMM Kernel Used %(VMM_KERNEL_USED_PERCENT) CPUリソースVMMカーネル使用率(単位:%)。
- VMwareの場合
仮想マシンモニターカーネルにより使用されているCPUリソースの割合。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーのうち,SYS1により使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- VMM Kernel Usedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No VMware: 0
Virtage: -1Hyper-V VMM Others Used %(VMM_OTHERS_USED_PERCENT) CPUリソースVMMその他使用率(単位:%)。
- VMwareの場合
仮想マシンモニターのうち,仮想マシンモニターコンソールおよび仮想マシンモニターカーネル以外によって使用されているCPUリソースの割合。
- Virtageの場合
ハイパーバイザーのうち,SYS2により使用されているCPUリソースの割合。
- 計算式
- VMM Others Usedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No VMware: 0
Virtage: -1Hyper-V Unused %(UNUSED_PERCENT) CPUリソース未使用率(単位:%)。使用されていないCPUリソースの割合。
- 計算式
- Unusedフィールド/Clocksフィールド
HILO double No VMware: 0
Hyper-V: 0
Virtage: -1−
- 注※
- [±hh:mm]に入る値は,監視対象ホストのタイムゾーンによって異なります。例えば,監視対象の仮想環境がJSTで動作している場合は「+09:00」と表示されます。また,UTCで動作している場合は「Z」と表示されます。
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