JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)
機能
Processor Overview(PI_PCSR)レコードには,各プロセッサでの算術,および論理計算の実行,周辺機器操作の初期化,プロセスのスレッドの実行などの割り込みの割合,および時間の割合などについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注意
- マルチプロセッサ環境で,Instance(INSTANCE)フィールドが「_Total」で示される次のフィールドの最大値は,「100」です。
- % DPC Time(PCT_DPC_TIME)
- % Interrupt Time(PCT_INTERRUPT_TIME)
- CPU %(PCT_PROCESSOR_TIME)
- Privileged CPU %(PCT_PRIVILEGED_TIME)
- User CPU %(PCT_USER_TIME)
- OSのシステム管理情報を提供するWindows Management Instrumentationサービス(サービス名:WinMgmt)のスタートアップ種類を「無効」に設定している場合,このレコードは収集できません。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 60 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
PI_PCSR_INSTANCE
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:532バイト
フィールド
PFM-View名
(PFM-Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポート対象外 データソース % C1 Time(PCT_C1_TIME) プロセッサがC1低消費電力状態(C1ステート)だった時間の割合(%)。
プロセッサがすべてのコンテキストを維持し,速やかに実行状態に戻ることができる低消費電力状態。C1ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − % C2 Time(PCT_C2_TIME) プロセッサがC2低消費電力状態(C2ステート)だった時間の割合(%)。
C1ステートより低電力で,プロセッサがシステムキャッシュのコンテキストだけ維持している低消費電力状態。C2ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − % C3 Time(PCT_C3_TIME) プロセッサがC3低消費電力状態(C3ステート)だった時間の割合(%)。
C2ステートより低電力で,プロセッサはキャッシュの整合性を維持できない低消費電力状態。C3ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − % DPC Time(PCT_DPC_TIME) 標準割り込みより低い優先順位で実行される特権モードのDPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込み処理で実行したプロセッサの使用率(%)。 % float No − − % Idle Time(PCT_IDLE_TIME) プロセッサがアイドル状態だった時間の割合(%)。 % float No − − % Interrupt Time(PCT_INTERRUPT_TIME) ハードウェア(システムクロック,マウス,ディスクドライバ,データ通信ライン,NIC,その他周辺機器などの割り込みが発生するデバイス)割り込み処理で実行したプロセッサの使用率(%)。 % float No − − APC Bypasses/sec(APC_BYPASSES_PER_SEC) プロセッサが,カーネルAPC(非同期プロシージャ呼び出し)割り込みを回避された割合(/秒)。 AVG float No 2003 (x86),
2003 (x64),
2008 (x86),
2008 (x64)− C1 Trans/sec(PCT_C1_TRANSITIONS_PER_SEC) プロセッサがC1低消費電力状態(C1ステート)に入った割合(/秒)。
プロセッサが十分なアイドル状態の場合,C1ステートに入り,割り込みが発生した場合,C1ステートから出る。C1ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − C2 Trans/sec(PCT_C2_TRANSITIONS_PER_SEC) プロセッサがC2低消費電力状態(C2ステート)に入った割合(/秒)。
C1ステートより低電力で,プロセッサが十分なアイドル状態の場合,C1ステートからC2ステートに入り,割り込みが発生した場合,C2ステートから出る。C2ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − C3 Trans/sec(PCT_C3_TRANSITIONS_PER_SEC) プロセッサがC3低消費電力状態(C3ステート)に入った割合(/秒)。
C2ステートより低電力で,プロセッサが十分なアイドル状態の場合,C2ステートからC3ステートに入り,割り込みが発生した場合,C3ステートから出る。C3ステートをサポートしていないプロセッサの場合,常に「0」。% float No − − CPU %(PCT_PROCESSOR_TIME) プロセッサの使用率(%)。プロセッサが非アイドル状態のスレッドを実行した経過時間の割合。 % float No − − DPC Bypasses/sec(DPC_BYPASSES_PER_SEC) プロセッサが,標準割り込みより低い優先順位で実行される特権モードのDPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込みを回避された割合(/秒)。 AVG float No 2003 (x86),
2003 (x64),
2008 (x86),
2008 (x64)− DPC Rate(DPC_RATE) 標準割り込みより低い優先順位で実行される特権モードのDPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込みが,プロセッサのDPCキューに追加されたプロセッサクロックのタイマチェック間での平均値。※ AVG ulong No − − DPCs Queued/sec(DPCS_QUEUED_PER_SEC) 標準割り込みより低い優先順位で実行される特権モードのDPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込みが,プロセッサのDPCキューに追加された数の平均値(/秒)。 AVG float No − − Instance(INSTANCE) プロセッサのインスタンス名。
「0」から始まる番号で表示される。COPY string(256) No − − Interrupts/sec(INTERRUPTS_PER_SEC) プロセッサが,ハードウェア(システムクロック,マウス,ディスクドライバ,データ通信ライン,NIC,その他周辺機器などの割り込みが発生するデバイス)割り込みを受信処理した数の割合(/秒)。
DPC(遅延プロシージャ呼び出し)割り込みは含まれない。通常,システムの活動状況がない状態で,このフィールドが大幅に増加している状態の場合,低速なデバイスが存在するなどのハードウェアの問題を示す。AVG float No − − Interval(INTERVAL) レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,最後に格納した値を表示する。COPY ulong No − RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) Interval2(INTERVAL2) レコードが格納された収集間隔の時間(秒単位)。
リアルタイムレポートの場合,最初の値は「5」。履歴レポートで要約した場合,要約したレコードの合計を表示する。ADD ulong No − RECORD_TIME (T1) - RECORD_TIME (T0) Privileged CPU %(PCT_PRIVILEGED_TIME) 特権モードで実行したプロセッサの使用率(%)。プロセッサが非アイドル状態のスレッドを特権モードで実行した経過時間の割合。 % float No − − Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻。 COPY time_t No − − Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード名。常に「PCSR」。 COPY char(8) No − − User CPU %(PCT_USER_TIME) ユーザーモードで実行したプロセッサの使用率(%)。プロセッサが非アイドル状態のスレッドをユーザーモードで実行した経過時間の割合。 % float No − −
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