JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(Windows(R)用)
機能
Process End Detail(PD_PEND)レコードには,プロセスが終了したあとの状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。
このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注意
- このレコードは,リアルタイムでは収集できません。
- 各プロセスは,収集前に実行されていたプログラムを表します。
- このレコードは,プロセスのパフォーマンスデータを,Collection Intervalとは別のタイミングで常に60秒間隔で監視し,終了したプロセスのデータを最大1,000件,サービス内部で保持しています。このため,60秒未満の稼働時間で終了したプロセス情報は収集できません。
また,サービス内部で保持した終了プロセスのデータは,Collection IntervalごとにStoreデータベースに格納します。このため,終了プロセス数が1,000件を超えないCollection Interval値を設定してください。
- このレコードが格納するパフォーマンスデータは,Process Detail(PD)レコードおよびProcess Detail Interval(PD_PDI)レコードと異なります。
- OSのシステム管理情報を提供するWindows Management Instrumentationサービス(サービス名:WinMgmt)のスタートアップ種類を「無効」に設定している場合,このレコードは収集できません。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 60 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
- PD_PEND_PROCESS_ID
- PD_PEND_PROCESS_NAME
ライフタイム
プロセスの実行から終了まで。
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:352バイト
フィールド
PFM-View名
(PFM-Manager名)説明 要約 形式 デルタ サポート対象外 データソース CPU %(PROCESSOR_PERCENT) 経過時間のうち,プロセスのすべてのスレッドがコードの実行のためにプロセッサを使用した時間の割合(/秒)。 − float No − (USER_TIME + KERNEL_TIME) / (EXIT_TIME - CREATION_TIME) Creation Time(CREATION_TIME) プロセスが作成された時刻。 − time_t No − − Elapsed Time(ELAPSED_TIME) 該当プロセスが実行していた総経過時間(秒単位)。 − ulong No − EXIT_TIME - CREATION_TIME Exit Code(EXIT_CODE) プロセスの終了コード。 − long No − − Exit Time(EXIT_TIME) プロセスが終了した時刻。 − time_t No − − Interval(INTERVAL) 常に「0」。 − ulong No − − Kernel Time(KERNEL_TIME) システムプライベートデータへアクセスできるように,カーネルモードでコードの実行に費やした時間(秒単位)。 − utime No − − PID(PROCESS_ID) プロセスの識別子。 − long No − − Priority(PRIORITY) プロセスの基本優先順位。値は次のとおり。
・REALTIME
・HIGH
・ABOVE-NORMAL
・NORMAL
・BELOW-NORMAL
・IDLE
・Not Applicable− string(24) No − − Privileged CPU%(KERNEL_PERCENT) 経過時間のうち,プロセスのスレッドが,システムプライベートデータへのアクセスを得るためにカーネルモードでコードの実行に費やした時間の割合(/秒)。 − float No − KERNEL_TIME /(EXIT_TIME - CREATION_TIME) Program(PROCESS_NAME) 実行プログラム名。 − string(256) No − − Record Time(RECORD_TIME) レコードが作成された時刻。 − time_t No − − Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) レコード名。常に「PEND」。 − char(8) No − − Total CPU Time(TOTAL_CPU_TIME) カーネルモードおよびユーザーモードでコードの実行に掛かった時間(秒単位)。 − utime No − USER_TIME + KERNEL_TIME User CPU %(USER_PERCENT) 経過時間のうち,プロセスのスレッドがユーザーモードでのコードの実行に費やした時間の割合(/秒)。 − float No − USER_TIME /(EXIT_TIME - CREATION_TIME) User Time(USER_TIME) ユーザーモードでコードの実行に費やした時間(秒単位)。 − utime No − − Working Set Max Kbytes(WORKING_SET_MAX) プロセスの最大ワーキングセットサイズ(キロバイト単位)。 − double No − ReturnValue / 1KB Working Set Min Kbytes(WORKING_SET_MIN) プロセスの最小ワーキングセットサイズ(キロバイト単位)。 − double No − ReturnValue / 1KB
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