JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform
Performance Managementシステムの運用中にPFM - RM for Platformのインスタンス環境を更新する方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) Windowsの場合
- (2) UNIXの場合
(1) Windowsの場合
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス環境の各設定項目を更新します。インスタンス環境の各設定項目の設定は,PFM - RMホストで実施します。
あらかじめ更新する情報を次の表で確認してください。
表2-33 PFM - RM for Platformのインスタンス環境の設定項目(Windowsの場合)
項番 項目名 説明 設定値 デフォルト 1 Interval 収集プロセスの収集間隔を指定します。 60〜3,600(単位:秒)を指定します。 前回の設定値 2 Std_Category 収集プロセスで基本的な情報(PI,PI_CPUレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
3 Disk_Category 収集プロセスでディスク情報(PI_PDSK,PI_LDSKレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
4 Network_Category 収集プロセスでネットワーク情報(PI_NETレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
5 Ps_Category 収集プロセスでプロセス情報(PD_APS,PD_ASVC,PD_APP2,PD_APPC,PD_APPDレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
6 RMHost_User PFM - RMホスト上のアカウントのユーザーを指定します。 1〜256バイトの半角文字が使用できます。
ただし,タブは指定できません。7 RMHost_Password PFM - RMホスト上のアカウントのパスワードを指定します。この項目で入力した文字は画面に表示されません。また,指定時は2度入力を要求されます。 1〜256バイトの半角文字が使用できます。
ただし,タブは指定できません。8 RMHost_Domain PFM - RMホスト上のアカウントが属しているドメイン名を指定します。
ワークグループに所属している場合は,指定する必要はありません。0〜256バイトの半角文字が使用できます。
ただし,タブは指定できません。9 SSH_Client SSHクライアント(PuTTY)の実行モジュール(plink.exe)を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。
インスタンス内の監視対象ホストがWindowsだけの場合は,指定する必要はありません。0〜256バイトの半角文字が使用できます。
ただし,タブは指定できません。10 Perl_Module Perl(ActivePerl)の実行モジュール(perl.exe)を絶対パスで指定します。ファイルパスに空白が含まれる場合でも「"」で囲む必要はありません。
インスタンス内の監視対象ホストがWindowsだけの場合は,指定する必要はありません。0〜256バイトの半角文字が使用できます。
ただし,タブは指定できません。11 Log_Size エージェントログの1ファイルの最大サイズを指定します。 1〜32(単位:メガバイト)を指定します。
推奨は3以上です。インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - RM for Platformを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がinst1の場合,inst1と表示されます。
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ\tools\jpcconf inst list -key RMPlatform
- 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Platformのサービスが起動されている場合は停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
- PFM - RM for Platformを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名がinst1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。
PFM - RM for Platformのインストール先フォルダ\tools\jpcconf inst setup -key RMPlatform -inst inst1
jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する手順については「2.1.4(2) インスタンス環境の設定」を参照してください。
なお,jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順4の作業は不要です。
- PFM - RM for Platformのインスタンス環境を更新する。
表2-33に示した項目をコマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
- 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(2) UNIXの場合
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス環境の各設定項目を更新します。インスタンス環境の各設定項目の設定は,PFM - RMホストで実施します。
あらかじめ更新する情報を次の表で確認してください。
表2-34 PFM - RM for Platformのインスタンス環境の設定項目(UNIXの場合)
項番 項目名 説明 設定値 デフォルト 1 Interval 収集プロセスの収集間隔を指定します。 60〜3,600(単位:秒)を指定します。 前回の設定値 2 Std_Category 収集プロセスで基本的な情報(PI,PI_CPUレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
3 Disk_Category 収集プロセスでディスク情報(PI_PDSK,PI_LDSKレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
4 Network_Category 収集プロセスでネットワーク情報(PI_NETレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
5 Ps_Category 収集プロセスでプロセス情報(PD_APS,PD_ASVC,PD_APP2,PD_APPC,PD_APPDレコード)を収集するかどうかを指定します。 次に示すどちらかを指定します。
- Y:収集します
- N:収集しません
6 Log_Size エージェントログの1ファイルの最大サイズを指定します。 1〜32(単位:メガバイト)を指定します。
推奨は3以上です。インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- インスタンス名を確認する。
PFM - RM for Platformを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名がinst1の場合,inst1と表示されます。
/opt/jp1pc/tools/jpcconf inst list -key RMPlatform
- 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Platformのサービスが起動されている場合は停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
- PFM - RM for Platformを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
インスタンス名がinst1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。
/opt/jp1pc/tools/jpcconf inst setup -key RMPlatform -inst inst1
jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する手順については「2.2.4(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
なお,jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順4の作業は不要です。
- PFM - RM for Platformのインスタンス環境を更新する。
表2-34に示した項目をコマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
- 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
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