JP1/Performance Management 運用ガイド
パフォーマンスデータを部分バックアップする手順を次に示します。
- PFM - Managerホストにログインする。
- jpctool service listコマンドを実行して,サービスの起動を確認する。
Name Serverサービス,Master Managerサービスおよびバックアップしたいパフォーマンスデータを管理しているAgent StoreまたはRemote Monitor Storeサービスが起動されているか確認します。
jpctool service listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- jpctool db backupコマンドを実行する。
非クラスタシステムで運用している場合
例えば,ホストhost02のPFM - Agent for OracleのStoreデータベースにあるパフォーマンスデータの3日前の分から前日分を部分バックアップしたいとき,次のようにコマンドを実行します。
コマンドを実行すると,デフォルトではPFM - AgentまたはPFM - RMホストのディレクトリに,次の名称でバックアップファイルが作成されます。
jpctool db backup -id OS* -host host02 -partial 3,1
論理ホスト運用している場合
- Windowsの場合
インストール先フォルダ\xxxx※1\store\インスタンス名※2\partial\stデータベースID※3ディレクトリ以下
- UNIXの場合
/opt/jp1pc/xxxx※1/store/インスタンス名※2/partial/stデータベースID※3ディレクトリ以下
例えば,論理ホストjp1-ha2のPFM - Agent for OracleのStoreデータベースにあるパフォーマンスデータの3日前の分から前日分を部分バックアップしたいとき,次のようにコマンドを実行します。
コマンドを実行すると,デフォルトでは共有ディスクのディレクトリに,次の名称でバックアップファイルが作成されます。
jpctool db backup -id OS* -lhost jp1-ha2 -partial 3,1
- Windowsの場合
環境ディレクトリ\jp1pc\ xxxx※1\store\インスタンス名※2\partial\stデータベースID※3ディレクトリ以下
- UNIXの場合
環境ディレクトリ/jp1pc/ xxxx※1/store/インスタンス名※2/partial/stデータベースID※3ディレクトリ以下
- 注※1
- 「xxxx」は,各PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーを示します。各PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。
- 注※2
- PFM - AgentまたはPFM - RMがインスタンス環境の場合に作成されます。
パフォーマンスデータのバックアップをPFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされているホストで実行することもできます。PFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされているホストで実行するには,jpctool db backupコマンドで-aloneオプションまたは-directオプションを指定します。
- 注※3
- データベースIDを次に示します。
- PI:PIレコードタイプのレコードのデータベース
- PD:PDレコードタイプのレコードのデータベース
- PL:PLレコードタイプのレコードのデータベース
jpctool db backupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
部分バックアップで格納されるファイルのディレクトリ,ファイル構成を次の表に示します。
表8-11 部分バックアップのディレクトリ,ファイル構成
ディレクトリ/ファイル レコードタイプ 形式 最小 最大 説明 PI PD PL STXX ○ ○ ○ − − − − 要約区分 ○ × × n 1 6 PIレコードの場合の要約区分
1:分
2:時
3:日
4:週
5:月
6:年年 ○ ○ ○ YYYY 1900 2027 年(西暦) 月日 ○ ○ ○ MMDD 0101 1231 月日 世代番号 ○ ○ ○ nnn 001 002 世代番号 レコードタイプ.DB ○ ○ ○ − − − レコードタイプごとのDBファイル
- (凡例)
- ○:該当するディレクトリ/ファイルがある
- ×:該当するディレクトリ/ファイルがない
- −:該当しない
- XX:データベースID
- PI:PIレコードタイプのレコードのデータベース
- PD:PDレコードタイプのレコードのデータベース
- PL:PLレコードタイプのレコードのデータベース
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