uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 導入・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


3.2 BJEXログビューアの各プログラムの配置の検討

BJEXログビューアでは,バッチジョブ実行システムが稼働するマシンにLog Agent,バッチジョブ実行システムからログ情報を収集できるマシンにLog Manager,PCにLog Viewerを配置して使用します。

システム構成,前提OSおよび前提プログラムについては,「1.2 BJEXログビューアのシステム構成」を参照してください。

各プログラムをマシンまたはPCに配置する際に考慮する必要がある事項について説明します。

<この節の構成>
(1) Log Managerを配置するマシンの検討
(2) Log Agentを配置するマシンの検討
(3) Log Viewerを配置するPCの検討

(1) Log Managerを配置するマシンの検討

Log Managerは,バッチジョブ実行システムからBJEXの実行ログおよびsyslogのログ情報を収集できるマシンに配置します。

バッチジョブ実行システムが複数のマシンで稼働している場合,1システムに対して1台ずつLog Managerを配置することで,バッチジョブ実行システムごとにログ情報を収集,検索できます。

(2) Log Agentを配置するマシンの検討

Log Agentは,バッチジョブ実行システムが稼働するマシンに配置します。バッチジョブ実行システムが稼働するマシンが複数ある場合は,各マシンにLog Agentを配置します。

複数のマシンにLog Agentを配置する場合,1台のLog Manager(ログ収集サーバ)に接続できるLog Agentの数の上限は16台です。

ただし,運用上,1台のLog Managerに接続するLog Agentの台数は3台程度とすることを推奨します。1台のLog Managerに対して多数のLog Agentから接続すると,ログ収集サーバで扱うログ情報の量が多くなるために,Log Viewerでの検索時間が長くなるおそれがあります。

なお,Log ManagerでLog Agentからの接続要求が受け付けられなかった場合,Log Agentは,設定ファイルのCOMM_INTERVALパラメーターに指定した間隔で,Log Managerへ再接続要求を繰り返します。COMM_INTERVALパラメーターの詳細は,「9.4.1 bjexla.conf(Log Agent設定ファイル)」を参照してください。

(3) Log Viewerを配置するPCの検討

Log Viewerは,Log Managerが稼働するマシンにネットワーク(イントラネットなど)を介して接続できるPCに配置します。

1台のLog Manager(ログ収集サーバ)に接続できるLog Viewerの数の上限は16台です。また,1台のPCで,上限である10プロセスまでLog Viewerを起動した場合,Log Managerへの接続数は10と数えます。

ただし,運用上,1台のLog Managerに接続するLog Viewerの数は5台以内とすることを推奨します。

なお,Log ManagerでLog Viewerからの接続要求が受け付けられなかった場合,Log ViewerはKAKI701-Eメッセージを出力し,検索処理を中断します。Log Viewerが出力するメッセージの詳細は,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 操作ガイド」を参照してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.