次の作業を実行して，BLC実行環境をカスタマイズします。

1. 「16.3.4　EUR Form連携帳票のカスタマイズ」で作成した帳票ファイルを，<作業フォルダ>以下にコピーします。
   作成した引き戻し用EUR Form連携帳票が格納されているフォルダとコピー先のフォルダを次に示します。
   

   表16-2　作成した引き戻し用EUR Form連携帳票が格納されているフォルダとコピー先のフォルダ

   作成した引き戻し用EUR Form連携帳票が格納されているフォルダ	コピー先のフォルダ
   <BLSGのインストールディレクトリ>\output\form	<作業フォルダ>
   <BLSGのインストールディレクトリ>\output\WEB-INF

2. 引き戻し用リポジトリファイルに対してnative2asciiコマンドを実行します。
   BLCでは，引き戻し用リポジトリファイルのサンプルファイルを提供しています。
   BLCが提供する引き戻し機能のサンプルファイルについては，「16.3.6　提供する引き戻し機能のサンプルファイル」を参照してください。
   native2asciiコマンドの実行例を次に示します（<作業フォルダ>を"C:\Program Files\Hitachi\HBPM2\webSample"とした場合）。
   

   　
   cd C:\Program Files\Hitachi\HBPM2\webSample\form\_entryinfo
   native2ascii△SampleConsultationEUR2_def.dat△>△test
   del△SampleConsultationEUR2_def.dat
   ren△test△SampleConsultationEUR2_def.dat

3. BLCが提供する引き戻し用ユーザ追加処理のサンプルファイルを，<作業フォルダ>\WEB-INF\src\jp\co\Hitachi\soft\blc\Hitachi\以下にコピーして，コンパイルします。
   BLCが提供する引き戻し用ユーザ追加処理のサンプルファイルとコピー先のフォルダを次に示します。
   

   表16-3　BLCが提供する引き戻し用ユーザ追加処理のサンプルファイルとコピー先

   ファイル名	コピー先のフォルダ
   <BLSGのインストールディレクトリ>\sample\data\usersource\SampleConsultationEUR2_1_userServerSideClass.java	<作業フォルダ>\WEB-INF\src\jp\co\Hitachi\soft\blc\Hitachi\

   コマンドの実行例を次に示します（<作業フォルダ>を"C:\Program Files\Hitachi\HBPM2\webSample"とした場合）。
   

   　
   cd C:\Program Files\Hitachi\HBPM2\webSample\WEB-INF\src\jp\co\Hitachi\soft\blc\Hitachi
   javac -d "C:\Program Files\Hitachi\HBPM2\webSample\WEB-INF\classes" SampleConsultation
   EUR2_1_userServerSideClass.java

4. BLCが提供する引き戻し機能のJSPファイルのサンプルファイルをコピーします。
   BLCが提供する引き戻し機能のサンプルファイルのコピー元とコピー先のフォルダを次に示します。
   

   表16-4　BLCが提供する引き戻し機能のサンプルファイルのコピー元とコピー先

   コピー元のフォルダ	コピー先のフォルダ
   <BLC2のインストールディレクトリ>\tools\sample\pullback\webhome\app\main\	<作業フォルダ>\app\main\

   注

   引き戻し機能で提供されている次のJSPファイルは，標準で提供されている送信ログ機能のJSPファイルと名称が同じです。このため，上書きコピーをする場合は注意してください。

   <作業フォルダ>\app\main\BLCLsentlog.jsp

   
   
5. Webプロジェクトを再作成して，デプロイします。
   Webプロジェクトの作成およびデプロイについては，マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド」の「Webアプリケーションの作成」および「J2EEサーバの設定」の説明を参照してください。