トレースファイルには，BLCプロパティファイルで指定したトレースレベル以下のトレースが出力されます。トレースレベルと出力内容を次に示します。

表13-2　トレースレベル

トレースレベル	出力基準	出力内容
-1	トレースを出力しません。	なし
10	すべてのBLC例外で出力します。	例外トレース（イベント種別は"EC"）
20	再現性のある障害に対し，障害の部位を明確に切り分けるために使用します。オペレータ監視の元でプログラムを実行し，障害の発生時に，直ちにトレースを収集できる環境での利用を想定しています（デフォルトの設定）。	トレースレベル10で出力される出力項目 JSPファイルの開始・終了トレース DB接続，SQL実行，切断の開始・終了トレース SQL実行時のSQL文の内容
30	障害の個所を特定するために使用します。主要なメンバ関数の開始や終了を取得します。	トレースレベル20で出力される出力項目 JSPファイルから呼び出されるBLCクラスメソッド※の開始・終了トレース 任意のイベントトレース
40	障害の個所を特定するために使用します。すべてのメンバ関数の開始や終了を取得します。	トレースレベル30で出力される出力項目 JSPファイルから呼ばれる全BLCクラスメソッドの開始・終了トレース

注※

次のBLCクラスメソッドが該当します。

・他プログラムにアクセスするメソッド

・DBアクセスに関するメソッド

・初期化にかかわるメソッド