uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
ユーザには管理者権限と代行権限をそれぞれ設定できます。
管理者権限とは,システム全体を管理する権限および共有トレイを管理する権限を設定できる権限です。また,代行権限では,案件の振り替え機能に関連する権限を設定できます。
ユーザの管理者権限はシステム管理者だけが設定できます。
ユーザに設定できる管理者権限とそのアクセス制御を次に示します。
表10-1 管理者権限とアクセス制御
管理者権限 | アクセス制御 |
---|---|
システム管理者 | システム全体に実行権限を持つユーザです。 すべてのメニューを操作する権限を持ちます。 システム全体に関連する設定(ユーザ情報管理など)は,システム管理者だけが実行できます。 なお,システム管理者は必ず一人以上設定する必要があります。 |
共有トレイ管理者 | 共有トレイを管理する権限を持つユーザです。 共有トレイの管理以外は,一般ユーザが持つ権限と同じです。 なお,共有トレイについては,「19. 案件の振り替え機能」を参照してください。 |
一般ユーザ | 操作できる機能が最小限に制限されているユーザです。 |
ユーザの代行権限はシステム管理者だけが設定できます。
ユーザに設定できる代行権限とそのアクセス制御を次に示します。
表10-2 代行権限とアクセス制御
代行権限 | アクセス制御 |
---|---|
振替作業者 | 利用者の案件をほかのユーザに振り替えることができるユーザです。 同じ組織に所属するユーザの案件を組織に関係なくだれにでも振り替えることができます。 また,振替作業者自身に案件を振り替えて,処理を実行することもできます。 |
代行者 | 代行依頼者の案件の処理を実行できるユーザです。 |
利用者 | 案件の申請や承認を実行できる一般のユーザです。 利用者自身の案件をほかのユーザに振り替えることはできません。 |
なお,案件の振り替え機能については,「19. 案件の振り替え機能」を参照してください。
代行権限と管理者権限の関係を次に示します。
管理者権限にシステム管理者または共有トレイ管理者が設定されているユーザは,代行権限の「利用者」になることはできません。
表10-3 代行権限と管理者権限の関係
代行権限 | 管理者権限 | ||
---|---|---|---|
システム管理者 | 共有トレイ管理者 | 一般ユーザ | |
振替作業者 | ○ | ○ | ○ |
代行者 | ○ | ○ | ○ |
利用者 | × | × | ○ |
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