Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
ユーザースクリプトに関するバックアップオプションを設定するには:
- ファイルサーバまたはデータベースサーバ側のProtection Manager Consoleを起動して,[Application View]タブをクリックします。
Application Viewが表示されます。- Application Viewのリストから,バックアップ対象のレコードを一つ選択して[Backup]ボタンをクリックします。
Backupダイアログボックスが表示されます。- [Advanced Options]の[Pre/Post Job]ボタンをクリックします。
Advanced Optionsダイアログボックスが表示されます。図6-39 Advanced Optionsダイアログボックス(ファイルシステムの場合)
- バックアップオプションを設定します。
- [Remote Server]
ユーザースクリプトで「リモート環境で実行」を指定した場合に,ユーザースクリプトが実行されるバックアップサーバを指定します。- [Check Secondary Volume Readiness before Backup]
副ボリュームのバックアップサーバでの状態をチェックしたい場合に[Enable]チェックボックスをオンにします。このオプションは,[Remote Server]と同時に指定する必要があります。副ボリュームの状態をチェックすることで,バックアップの失敗,またはリストアの失敗を防ぐことができます。チェック内容(項目,対象,条件)は次のとおりです。
チェック項目 チェック対象のボリューム チェックの条件 副ボリュームがバックアップサーバから隠ぺいされていること バックアップ対象の主ボリュームに対して定義されたすべての副ボリューム 主ボリュームが複数世代の副ボリュームとペア定義されている場合で,かつ,次のどれかに該当する場合にチェックされる。
- 主ボリュームがクラスタリソースである。
- 主ボリュームがダイナミックディスクである。
- VSSでのバックアップが行われる。
副ボリュームがバックアップサーバにマウントされていないこと 今回,バックアップ先となる副ボリューム 常にチェックされる。 - [Options]
副ボリュームへのバックアップが完了したあと,バックアップカタログをリモート(バックアップサーバ)に自動転送する場合,[Import Backup Catalog]チェックボックスをオンにします。
副ボリュームへのバックアップが完了したあと,バックアップサーバで副ボリュームを自動マウントする場合,[Mount Point]チェックボックスをオンにし,マウントポイントディレクトリ名を設定します。マウントポイントディレクトリ名は,64バイト以内の文字列で指定してください。マウントポイントディレクトリ名は,ドライブ文字またはドライブ文字から始まる絶対パスで指定します。Windowsでディレクトリ名に使用できる文字で指定してください。ただし,空白,2バイト文字,半角かたかなは使用できません。
ドライブ文字を指定すると,指定したドライブを基点とした未使用のドライブがアルファベット順に検索され,マウントされます。
パスの末尾に「\」がない場合でも,「\」が指定されているものとみなされます。例えば,「D:」と「D:\」は同じドライブとみなされます。また,「D:\MOUNTDIR」と「D:\MOUNTDIR\」は同じディレクトリとみなされます。
マウントポイントディレクトリ名を指定しないと,マウント実行時に使用されていないドライブにマウントされます。- [Job Script File]
ユーザースクリプトファイル名を設定します。[Open]ボタンをクリックすると,ユーザースクリプトファイル名を設定するOpenダイアログが表示されます。Protection Manager Consoleをローカル起動した場合は,[Browse]ボタンをクリックしてファイル選択用ダイアログを表示させてファイルを選択できます。Protection Manager ConsoleをDevice Managerからリモート起動した場合は,絶対パスを直接入力してください。
絶対パスを直接入力するときは,Windowsでファイル名として使用できる文字を255バイト以内で指定します。
[OK]ボタンをクリックすると,Advanced Optionsダイアログボックスの[Job Script File]にユーザースクリプトファイル名が表示されます。[Pre Job Script],[Post Job Script]には設定内容が表示されます。
先頭のチェックボックスをオンにすると,ユーザースクリプトが有効になります。チェックボックスをオフにすると,ユーザースクリプトが無効になります。ただし,オフにしても[Pre Job Script],[Post Job Script]の設定内容は残ります。