Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
以降で示す運用手順では,次の図に示すようなシステム構成(データベースサーバとバックアップサーバから成る構成)を想定しています。
図6-18 Exchangeデータベースをバックアップ,リストアするためのシステム構成
運用例でのシステムの前提条件は次のとおりです。
- 主ボリュームは,NTFSでフォーマットされている。
- 主ボリュームと副ボリュームは,データベースサーバとバックアップサーバでペア定義され,ミラー構成になっている(ボリューム複製機能およびRAID Managerで設定する)。
- システムで使用しているExchange Server がExchange Server 2003 Enterprise Editionである。
- データベースサーバA(サーバ名:DBServer_A)上には二つのストレージグループ「STR1」および「STR2」が存在し,サービスが起動されている。
- バックアップ対象のストレージグループは常時スプリット運用となっている。
ボリュームとファイルの配置に関する前提条件は次のとおりです。
- インフォメーションストア用のボリュームとトランザクションログファイル用のボリュームは分ける。
- 主ボリュームと副ボリュームは次の表の構成になっている。
主ボリューム
(マウントするドライブ)格納オブジェクト 副ボリューム
(マウントするドライブ)主ボリューム1(D:) ストレージグループ「STR1」のメールボックスストア 副ボリューム1(U:) 主ボリューム2(E:) ストレージグループ「STR1」のパブリックフォルダストア 副ボリューム2(V:) 主ボリューム3(F:) ストレージグループ「STR1」のトランザクションログファイルおよびチェックポイントファイル 副ボリューム3(W:) 主ボリューム4(G:) ストレージグループ「STR2」のメールボックスストア 副ボリューム4(X:) 主ボリューム5(H:) ストレージグループ「STR2」のパブリックフォルダストア 副ボリューム5(Y:) 主ボリューム6(I:) ストレージグループ「STR2」のトランザクションログファイルおよびチェックポイントファイル 副ボリューム6(Z:)