Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Database Configurationウィンドウでは,バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合に必要な次の情報を,データベース構成定義ファイル(インスタンス名.dat)に登録します。また,バックアップオプション,ディクショナリマップ同期オプションおよびリカバリオプションも設定します。
- VDIメタファイル格納ディレクトリ
- VDI生成タイムアウト時間
- UNDOログファイル格納ディレクトリ
- トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ
バックアップオプション,ディクショナリマップ同期オプションおよびリカバリオプションの設定は,Protection Manager構成定義ファイル(init.conf)に反映されます。
ファイルサーバ,データベースサーバに必要な設定です。
- 補足説明
- バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合,SQL Serverへのログイン要求の時間切れでコマンドがエラー終了(エラーメッセージ:KAVX1008-E,詳細メッセージDRM-11013,コード:0)したり,SQL Server起動時の自動復旧処理が完了していないことが要因でコマンドがエラー終了(エラーメッセージ:KAVX1008-E,詳細メッセージDRM-11011,コード:5180)したりすることがあります。その場合は,SQL Serverログインタイムアウトオプション,SQL Server自動復旧時間を指定してください。ただし,Setup GUIでは設定できないので,設定方法については,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
Database Configurationウィンドウの内容は,Configuration Settingsウィンドウの[Configuration type]に設定した内容によって変わります。
- この項の構成
- (1) [Configuration type]に[Non Cluster Configuration]を設定した場合
- (2) [Configuration type]に[Cluster Configuration]を設定した場合
(1) [Configuration type]に[Non Cluster Configuration]を設定した場合
図5-12 Database Configurationウィンドウ([Non Cluster Configuration]の場合)
表5-11 Database Configurationウィンドウ([Non Cluster Configuration]の場合)の項目
項目 環境設定パラメーターまたは説明 SQL Instance name SQL Serverのインスタンス名 Storage location for VDI meta file※ VDIメタファイル格納ディレクトリ VDI generation timeout interval VDI生成タイムアウト時間 Storage location for UNDO log files※ UNDOログファイル格納ディレクトリ Storage location for backup log files※ トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ Check SQL database status SQL_QUICK_BACKUP Synchronous update of dictionary map DRM_DB_SYNC Check SQL database integrity SQL_CHECKDB
- 注※
- クラスタ構成の場合,[ (in shared disk)]という文字列が付きます。
(2) [Configuration type]に[Cluster Configuration]を設定した場合
図5-13 Database Configurationウィンドウ([Cluster Configuration]の場合)
画面上の項目と環境設定パラメーターの関係については,「表5-11 Database Configurationウィンドウ([Non Cluster Configuration]の場合)の項目」を参照してください。なお,クラスタ構成の場合,[Storage location for VDI meta file (in shared disk)],[Storage location for UNDO log files (in shared disk)]および[Storage location for backup log files (in shared disk)]には,現用サーバ,待機サーバの両方から参照できる共有ディスクのディレクトリを指定してください。