Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド

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5.2.5 Cluster Configurationウィンドウ

Cluster Configurationウィンドウでは,クラスタ構成の場合に必要な設定をします。設定内容は,使用しているクラスタソフトウェアによって次のように反映されます。

VCSを使用している場合
クラスタ情報の構成定義情報ファイル(VCS.datおよびDEFAULT.dat)に反映されます。

MSCSを使用している場合
DBMSを監視するクラスタリソースをオンライン状態のままリストアするか,オフライン状態にしてリストアするかの設定として,Protection Manager構成定義ファイル(init.conf)に反映されます。

ファイルサーバ,データベースサーバに必要な設定です。

Cluster Configurationウィンドウの内容は,この画面で選択するクラスタソフトウェアによって変わります。

この項の構成
(1) VCSを選択した場合
(2) MSCSを選択した場合

(1) VCSを選択した場合

図5-9 Cluster Configurationウィンドウ(VCSの場合)

[図]

表5-8 Cluster Configurationウィンドウ(VCSの場合)の項目

項目 環境設定パラメーターまたは説明
Cluster product name クラスタソフトウェア名
Virtual host name 仮想サーバ名
Resource group name リソースグループ名
Instance name バックアップ対象となるインスタンス名またはアプリケーション名

[Instance name]に表示されているインスタンス名またはアプリケーション名の中から一つを選択し,[Details...]ボタンをクリックするとInstance Detailsダイアログボックスが表示されます。Instance Detailsダイアログボックスについての説明を次に示します。

Instance Detailsダイアログボックス

Instance Detailsダイアログボックスは,クラスタソフトウェアがVeritas Cluster Serverの場合に,Cluster Configurationウィンドウで設定したバックアップ対象(インスタンスまたはアプリケーション)の詳細を設定するために使用します。

設定内容は,クラスタ情報の構成定義情報ファイル(VCS.dat)に反映されます。

図5-10 Instance Detailsダイアログボックス

[図]

表5-9 Instance Detailsダイアログボックスの項目

項目 環境設定パラメーターまたは説明
Virtual host name Cluster Configurationウィンドウで設定した仮想サーバ名
Resource group name Cluster Configurationウィンドウで設定したリソースグループ名
Instance name Cluster Configurationウィンドウで設定したバックアップ対象のインスタンス名またはアプリケーション名
Instance details Resource name ディスクリソース名
Resource type リソース種別
Disk/Service name ディスクリソース名に合わせた情報

(2) MSCSを選択した場合

図5-11 Cluster Configurationウィンドウ(MSCSの場合)

[図]

表5-10 Cluster Configurationウィンドウ(MSCSの場合)の項目

項目 環境設定パラメーターまたは説明
Cluster product name クラスタソフトウェア名
Cluster resource restoration CLU_MSCS_RESTORE

注※
この項目は,Windows Server 2003 SP2以降およびWindows Server 2008の場合だけ表示されます。

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