Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Cluster Configurationウィンドウでは,クラスタ構成の場合に必要な設定をします。設定内容は,使用しているクラスタソフトウェアによって次のように反映されます。
- VCSを使用している場合
- クラスタ情報の構成定義情報ファイル(VCS.datおよびDEFAULT.dat)に反映されます。
- MSCSを使用している場合
- DBMSを監視するクラスタリソースをオンライン状態のままリストアするか,オフライン状態にしてリストアするかの設定として,Protection Manager構成定義ファイル(init.conf)に反映されます。
ファイルサーバ,データベースサーバに必要な設定です。
Cluster Configurationウィンドウの内容は,この画面で選択するクラスタソフトウェアによって変わります。
- この項の構成
- (1) VCSを選択した場合
- (2) MSCSを選択した場合
図5-9 Cluster Configurationウィンドウ(VCSの場合)
表5-8 Cluster Configurationウィンドウ(VCSの場合)の項目
項目 環境設定パラメーターまたは説明 Cluster product name クラスタソフトウェア名 Virtual host name 仮想サーバ名 Resource group name リソースグループ名 Instance name バックアップ対象となるインスタンス名またはアプリケーション名 [Instance name]に表示されているインスタンス名またはアプリケーション名の中から一つを選択し,[Details...]ボタンをクリックするとInstance Detailsダイアログボックスが表示されます。Instance Detailsダイアログボックスについての説明を次に示します。
Instance Detailsダイアログボックスは,クラスタソフトウェアがVeritas Cluster Serverの場合に,Cluster Configurationウィンドウで設定したバックアップ対象(インスタンスまたはアプリケーション)の詳細を設定するために使用します。
設定内容は,クラスタ情報の構成定義情報ファイル(VCS.dat)に反映されます。
図5-10 Instance Detailsダイアログボックス
表5-9 Instance Detailsダイアログボックスの項目
項目 環境設定パラメーターまたは説明 Virtual host name Cluster Configurationウィンドウで設定した仮想サーバ名 Resource group name Cluster Configurationウィンドウで設定したリソースグループ名 Instance name Cluster Configurationウィンドウで設定したバックアップ対象のインスタンス名またはアプリケーション名 Instance details Resource name ディスクリソース名 Resource type リソース種別 Disk/Service name ディスクリソース名に合わせた情報
図5-11 Cluster Configurationウィンドウ(MSCSの場合)
表5-10 Cluster Configurationウィンドウ(MSCSの場合)の項目
項目 環境設定パラメーターまたは説明 Cluster product name クラスタソフトウェア名 Cluster resource restoration※ CLU_MSCS_RESTORE
- 注※
- この項目は,Windows Server 2003 SP2以降およびWindows Server 2008の場合だけ表示されます。