Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド

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5.1.2 Setup GUIの起動方法と画面の構成

ここでは,Setup GUIの起動方法や,Setup GUI画面の構成について説明します。

この項の構成
(1) Setup GUIを起動する
(2) Setup GUI画面の構成
(3) Setup GUI共通の操作ボタン

(1) Setup GUIを起動する

Setup GUIを起動するには,Protection Manager Consoleのメインウィンドウで,メニュー項目の[ツール]-[セットアップ]を選択します。Protection Manager Consoleの起動方法およびProtection Manager Consoleのメインウィンドウについては,「6.1.1 Protection Manager Consoleを起動する」を参照してください。

注意事項
Setup GUIを使用するには,Protection Manager Consoleをインストールしておく必要があります。
また,Setup GUIは,業務サーバからProtection Manager Consoleを使用するローカル起動の場合だけ使用できます。Device ManagerからProtection Manager Consoleを起動して使用するリモート起動の場合は使用できません。

(2) Setup GUI画面の構成

Setup GUI画面は,タイトルバー,タブビューバーおよび<タブ名>ウィンドウから構成されています。タブビューバーのタブを選択すると,各タブの詳細が<タブ名>ウィンドウに表示され,画面上でProtection Managerの主要な運用環境を設定できます。

タブビューバーのタブをクリックして表示される個別のウィンドウを<タブ名>ウィンドウと呼びます。例えば,[Configuration Settings]タブを選択した場合に表示される画面は,Configuration Settingsウィンドウです。

Setup GUI画面の構成を次の図に示します。

図5-1 Setup GUI画面の構成

[図]

タイトルバー
Configuration Settingsウィンドウで選択した内容に応じて,次に示す形式で画面のタイトルが表示されます。
Hitachi Protection Manager - Setup [<サーバ種別> - <サーバ構成> - <バックアップオブジェクト>]
タイトルの構成要素について次に示します。

Hitachi Protection Manager - Setup
Setup GUIの画面であることを示します。

<サーバ種別>
Configuration Settingsウィンドウで選択したServer type([Database/File server]または[Backup server])が表示されます。

<サーバ構成>
Configuration Settingsウィンドウで選択したConfiguration type([Non Cluster Configuration]または[Cluster Configuration])が表示されます。

<バックアップオブジェクト>
Configuration Settingsウィンドウで選択したBackup object([File system],[SQL],[Exchange])が表示されます。
複数のバックアップオブジェクトを選択した場合,選択したバックアップオブジェクトがコンマ(,)で区切られた形式で表示されます。
[File system]と[SQL]を選択した場合の表示例:File system, SQL

タブビューバー
Protection Managerの運用に必要なパラメーターを,処理対象の違い,機能性,操作性などによってグループ分けしたタブが表示されます。タブをクリックすると,対応する<タブ名>ウィンドウが表示されます。

補足説明
Setup GUIは,Configuration Settingsウィンドウでの設定内容に応じて,ほかにどのタブでの設定が必要かをナビゲートします。このため,表示されるタブの数は,Configuration Settingsウィンドウでの設定内容に応じて変わります。

<タブ名>ウィンドウ
Protection Managerの運用に必要な設定項目の一覧が表示されます。
各<タブ名>ウィンドウは,左側が項目の大見出し,右側が各項目(パラメーター)の中小見出しとその値の入出力欄という構成になっています。
また,Setup GUIに共通の操作ボタンが表示されます。Setup GUI共通の操作ボタンについては,「(3) Setup GUI共通の操作ボタン」を参照してください。

補足説明
・<タブ名>ウィンドウの各設定項目にマウスカーソルを近づけると,その項目についての簡単な説明(tips)が表示されます。
・<タブ名>ウィンドウの先頭行には,そのタブでの設定内容が「Step 実行中のステップ番号/ステップ総数 - 画面での設定内容の概略」の形式で表示されます。これによって,必要な設定のうち,現在どの設定をしているかがわかります。
 なお,直接タブを選択して設定する次の画面には,画面での設定内容の概略だけが表示されます。
 - Copy Definitionウィンドウ
 - List Fileウィンドウ
 - Extended Commands Definitionウィンドウ
・Configuration Settingsウィンドウ以外の<タブ名>ウィンドウに表示される項目の数や内容は,Configuration Settingsウィンドウでの設定内容に応じて変わります。
・項目がチェックボックスになっている場合,そのチェックボックスをオンにすることで値を設定できるようになる画面があります。

(3) Setup GUI共通の操作ボタン

<タブ名>ウィンドウに表示されるSetup GUI共通の操作ボタンの概要を次に示します。なお,タブの違いによるボタン固有の動作については,[Help]ボタンをクリックすると表示されるSetup GUIのヘルプを参照してください。

[Help]
現在の画面のヘルプが,デフォルトブラウザの画面に表示されます。画面上の項目について知りたい場合や確認したい場合にクリックしてください。

[< Previous]
画面内のパラメーター値を何も変更していない場合,一つ前の画面が表示されます。
画面内のパラメーター値を変更した場合,パラメーター値を保存するかを確認するダイアログボックスが表示されます。

[Yes]ボタンをクリックした場合
パラメーター値が対応する設定ファイルに保存され,一つ前の画面が表示されます。

[No]ボタンをクリックした場合
パラメーター値は保存されないで,一つ前の画面が表示されます。

[Cancel]ボタンをクリックした場合
ほかの画面には移りません。

[Next >]
画面内のパラメーター値を何も変更していない場合,次に設定が必要な画面が表示されます。
画面内のパラメーター値を変更した場合,パラメーター値を保存するかを確認するダイアログボックスが表示されます。

[Yes]ボタンをクリックした場合
パラメーター値が対応する設定ファイルに保存され,次に設定が必要な画面が表示されます。

[No]ボタンをクリックした場合
パラメーター値は保存されないで,次に設定が必要な画面が表示されます。

[Cancel]ボタンをクリックした場合
ほかの画面には移りません。

[Support Product Version]
使用しているストレージサブシステム,RAID Manager,およびVSSに関する情報(シリアルナンバー,マイクロコード,バージョン情報など)が,Version Informationウィンドウに表示されます。

[Save]
変更したパラメーター値を設定に反映します。
画面内のパラメーター値を変更した場合は,変更したパラメーターに対応するコマンドの実行要否がチェックされます。

コマンドの実行が必要な場合
コマンドが実行され,対応する構成定義ファイルが生成または更新されます。
なお,対応するコマンドがdrmclusinitdrmsqlinitまたはdrmtapeinitの場合,それらに対応する構成定義ファイルの有無と入力したパラメーター値がチェックされます。
構成定義ファイルが在る場合,そのファイル名と[Save]ボタンのクリック日時を結合した次に示す形式の名称で既存ファイルがバックアップされます。
  <ファイル名>-<yyyy>-<mm>-<dd>-<hh>-<mm>-<ss>.<拡張子>
パラメーター値に不正があると,そのパラメーターの再入力を求められます。

コマンドの実行が不要な場合
パラメーターに対応する構成定義ファイルの有無がチェックされます。
パラメーターに対応する構成定義ファイルが在る場合,まず,そのファイル名と[Save]ボタンのクリック日時を結合した次に示す形式の名称でファイルがバックアップされます。次に,既存の構成定義ファイルの内容が変更後のパラメーター値で更新されます。
  <ファイル名>-<yyyy>-<mm>-<dd>-<hh>-<mm>-<ss>.<拡張子>
パラメーターに対応する構成定義ファイルがない場合,新しい構成定義ファイルが生成されます。格納用のディレクトリがない場合は,ディレクトリも作成されます。
なお,パラメーターに対応する構成定義ファイルが標準のファイル名を持たないファイルの場合(任意のファイル名でよい場合)は,ファイルの選択ダイアログボックスが表示され,ファイル名を指定できます。
画面内のパラメーター値を何も変更していない場合,このボタンはクリックできません。

補足説明
既存の構成定義ファイルのバックアップ先ディレクトリは,そのファイルが存在するディレクトリの下のsetup_bkディレクトリです。

[Undo]
パラメーター値を変更前の状態に戻します。
画面内のパラメーター値を変更した場合,変更内容は失われるが継続するかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。

[Yes]ボタンをクリックした場合
変更する前のパラメーター値または[Save]ボタンなどで最後に保存したパラメーター値が表示されます。

[No]ボタンをクリックした場合
何も実行されません。画面の表示内容も変わりません。
画面内のパラメーター値を何も変更していない場合,何も実行されません。画面の表示内容も変わりません。

[Cancel]
画面内のパラメーター値を何も変更していない場合,Setup GUIが終了します。
画面内のパラメーター値を変更した場合,パラメーター値を保存するかを確認するダイアログボックスが表示されます。

[Yes]ボタンをクリックした場合
パラメーター値が対応する設定ファイルに保存され,Setup GUIが終了します。

[No]ボタンをクリックした場合
パラメーター値が保存されないで,Setup GUIが終了します。

[Cancel]ボタンをクリックした場合
何も実行されません。画面の表示内容も変わりません。

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