Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド

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10.6.4 紛失したデータファイル(.DRFまたは.DAT)の回復

この項の構成
(1) データファイル(.DRFまたは.DAT)のバックアップが存在する場合
(2) データファイル(.DRFまたは.DAT)のバックアップが存在しない場合

(1) データファイル(.DRFまたは.DAT)のバックアップが存在する場合

  1. すべてのディクショナリマップファイルのデータファイル(.DRFまたは.DAT)を復元します。
  2. 任意のディレクトリに障害回復用のパラメーターファイルを作成します。

    パラメーターファイルの内容(Windowsの場合)
    fi-"C:\Program Files\HITACHI\DRM\db<回復対象のテーブル名>"
    rn-

    パラメーターファイルの内容(Solarisの場合)
    fi-/var/opt/drm/db/<回復対象のテーブル名>
    rn-
    例えば,Solarisの場合にDRM_APSESテーブルを回復するときは,次のようにコマンドを実行します。
    fi-/var/opt/drm/db/DRM_APSES
    rn-
  3. drmiskeymntコマンドによってすべてのディクショナリマップファイルキーファイル(.K01または.Knn)を復元します。
  4. drmischkコマンドで回復したディクショナリマップファイルを検証します。

    Windowsの場合
    drmischk -l 3 "C:\Program Files\HITACHI\DRM\db\DRM*"

    Solarisの場合
    drmischk -l 3 /var/opt/drm/db/DRM*
  5. メッセージKAIU020-Iが出力されることを確認したあと,drmfsdisplayまたはdrmfscatコマンドを実行します。
    drmfsdisplayまたはdrmfscatコマンドが実行できれば,ディクショナリマップファイルは正常です。

(2) データファイル(.DRFまたは.DAT)のバックアップが存在しない場合

データファイル(.DRFまたは.DAT)を復元することはできないため,それまでバックアップカタログ情報は復元できません。drmdbsetupユーティリティを使用して再度ディクショナリマップファイルを作成してください。

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