SEWB+/RECORD DEFINER ユーザーズガイド

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2.4.1 SEWB+/REPOSITORY-BROWSERからの取り込み

SEWB+/REPOSITORY-BROWSERからデータ項目辞書のデータ項目を取り込む方法について説明します。

  1. [オプション]−[リポジトリブラウザの起動]を選ぶか,またはツールバーの[図データ]を選ぶ
    SEWB+/REPOSITORY-BROWSERを起動します。
  2. データ項目辞書のデータ項目をドラッグ&ドロップ
    データ項目辞書のデータ項目(結合項目または単項目)を取り込みます。
  3. 取り込み項目の更新
    取り込んだデータ項目が構成項目でない場合,レベルが変更できます。
    取り込んだデータ項目の反復回数の指定がない場合,反復回数が変更できます。
    また,「辞書を参照する」のチェックを外した場合は,属性を定義できます。
    参考
    データ項目辞書の結合項目,構成項目,単項目とレコード定義の参照項目構成項目の関係
    • データ項目辞書の結合項目,構成項目,単項目
      データ項目同士の関係を結合の関係でとらえる場合,複数のデータ項目をまとめるデータ項目を,結合項目といいます。結合項目は,COBOL言語での集団項目,C言語での構造体に相当します。
      結合項目の構成要素となるデータ項目を,構成項目といいます。
      結合項目でない項目を単項目といいます。
    • レコード定義の参照項目,構成項目
      データ項目辞書から取り込んだ場合,結合項目,単項目を参照項目といいます。
      構成項目は,データ項目辞書の構成項目と同様です。
<この項の構成>
(1) 属性領域の辞書参照
(2) データ項目の取り込み位置とレベル

(1) 属性領域の辞書参照

データ項目辞書を取り込んだ場合に,レコード定義の属性領域に各定義内容が定義されます。取り込んだ辞書情報を参照する定義項目および辞書参照時に変更できる定義項目について表2-9に示します。

表2-9 属性領域の辞書参照と辞書参照時の変更一覧

定義項目名 辞書の参照 辞書参照時の定義内容の変更
参照項目 構成項目
項番
辞書を参照する ※2 ×
レベル ×※4
標準名称 × ×
データ項目名 × ×
けた数 × ×
小数部けた数 × ×
反復回数 ※1 ※3 ×
コメント × ×
名前 × ×
タイプ × ×
フリー定義 × ×
初期値 × ×
編集文字列 × ×
CHAR TYPE(値) ×
CHAR TYPE(TYPE) ×
指標名 ×
可変反復回数(項目名) ×
可変反復回数(最小値) ×
アドレス名 ×
再定義名 ×
EXTERNAL ×
SYNC ×
JUST ×
BLANK WHEN ZERO ×

(凡例)
−:該当しない
○:できる
×:できない

注※1
反復回数を変更した場合に,データ項目の再入力を行っても反復回数には辞書情報は反映されません。辞書情報を反映させるには,レコード定義の反復回数の指定をいったん削除してから再入力を行ってください。

注※2
取り込んだ場合の初期表示は「辞書を参照する」が選択された状態です。チェックを外した場合には,辞書参照項目ではなくなるので各定義項目を変更できます。

注※3
取り込んだデータ項目の反復回数が定義されていない場合は変更できます。

注※4
構成項目に対する結合項目のレベルに合わせて自動で変更されます。

(2) データ項目の取り込み位置とレベル

データ項目辞書のデータ項目をドラッグ&ドロップしたときに,レコード定義に取り込まれる位置と,定義されるレベルについて説明します。

(a) 行が新規行だけの場合
(b) ドロップ行が辞書参照している場合
  1. ドロップ行が単項目の場合
    • 取り込み位置
      ドロップ行の上の行に取り込まれます。
    • レベル
      ドロップ行のレベルが定義されます。
  2. ドロップ行が結合項目,または,その構成項目の場合
    • 取り込み位置
      結合項目の上の行に取り込まれます。
    • レベル
      結合項目のレベルが定義されます。
(c) ドロップ行が辞書参照していない場合