SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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付録D.2 C/Sシステムサンプルプログラムの詳細と構成

C/Sシステムサンプルプログラムの二つの処理1.登録作業処理,2.商品受注処理について,それぞれの処理内容とシステムの詳細を示します。

<この項の構成>
(1) 登録作業処理
(2) 商品受注処理
(3) C/Sシステムサンプルプログラムの構成

(1) 登録作業処理

登録作業処理には,会社情報を登録する場合,顧客情報を登録する場合および商品情報を登録する場合があり,それぞれアクセスするサーバが異なります。また,この処理では,それぞれの情報を検索する機能も利用できますが,この場合も検索する情報によってアクセスするサーバが異なります。

(a) 登録作業処理の内容

ここでは登録作業処理の内容について示します。なお,図に示されているのは会社情報の登録作業です。顧客情報登録および商品情報登録の場合も,アクセスするサーバファイルや設定する情報が異なるだけで,処理内容は同じです。

図D-2 登録作業処理の内容

[図データ]

  1. クライアント側のGUI画面には,会社情報登録画面と顧客情報登録画面および商品登録画面があります。それぞれ営業課,人事課,および在庫管理課のサーバにアクセスします。どのサーバにアクセスするかは,動作環境の設定ダイアログで設定します。
  2. 会社情報登録画面から登録依頼をすると,サーバプログラムが起動され,会社情報登録処理が実行されます。会社情報ファイルのレコードが追加され,登録番号がGUI画面に返されます。
  3. 会社情報登録画面から検索依頼をすると,サーバプログラムが起動され,会社情報検索処理が実行されます。会社情報ファイルが検索され,会社情報がGUI画面に返されます。
(b) 登録処理システムの詳細

ここでは,会社情報登録処理の詳細を示します。顧客情報登録処理や,商品情報登録処理のシステムも同じ構造です。

図D-3 会社情報登録処理システムの詳細

[図データ]

(2) 商品受注処理

商品受注処理では,受注情報を登録します。また商品受注では,画面から入力された商品IDをキーに商品情報ファイルを検索して,商品名や単価を表示します。

(a) 商品受注処理の内容

図D-4 商品受注処理の内容

[図データ]

  1. クライアント側のGUI画面には,商品受注画面があり,営業課のサーバにアクセスします。
  2. 商品受注画面から受注情報の追加をクリックすると,サーバプログラムが起動され,商品情報検索処理が実行されます。検索された商品情報の商品名称や単価,および合計などがGUI画面に表示されます。
  3. 商品受注画面から受注をクリックすると,サーバプログラムが起動され,受注情報追加処理が実行されます。受注情報ファイルが更新され,受注番号がGUI画面に返されます。
(b) 商品受注処理システムの詳細

ここでは,商品受注処理の詳細を示します。

図D-5 商品受注処理システムの詳細

[図データ]

(3) C/Sシステムサンプルプログラムの構成

サンプルフォルダの構成を示します。

[図データ]