SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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6.1.1 ファイル編集・帳票出力の例題

ここで紹介する例題は,テンプレートに可変記号を記述することでデータ定義やプログラム定義での入力を促すようにできる,SEWB+/CONSTRUCTIONの基本的な機能だけを使ったテンプレートの例題です。部品なども使わないで,生成したい処理をそのままテンプレートに記述して作ります。

<この項の構成>
(1) 例題テンプレートで作れるプログラム
(2) 例題テンプレートの入出力構成
(3) ファイル・DBのレコード形式
(4) 例題テンプレートの処理概要
(5) 例題テンプレートの記述のポイント
(6) 例題テンプレートと生成されたソースプログラム

(1) 例題テンプレートで作れるプログラム

入力されたファイルのデータを,SQLを使ってRDBに出力し,さらに,CSVファイルの形式に変換して出力するプログラムが作成できます。CSVファイルの形式に変換してあれば,EURなどの帳票出力ツールを使って印刷ができます。

(2) 例題テンプレートの入出力構成

[図データ]

(3) ファイル・DBのレコード形式

例題で使用するファイル・DBのレコード形式を次に示します。

(4) 例題テンプレートの処理概要

[図データ]

(5) 例題テンプレートの記述のポイント

  1. @@interface文を使って,入力ファイル,参照ファイル,出力DB,CSVファイルを使うことを宣言する。
  2. プログラム作成者が,プログラム定義で入力ファイル,出力DB,CSVファイルの指定をしなかった場合に,エラーメッセージを出力し,ソースプログラムの生成を中止する処理を記述する(@@msg文や@@errorexit文を使用)。
  3. 参照ファイルの個数をプログラム作成者に指定させるため,その指定された個数を取得する処理を記述する(@@count関数を使用)。
  4. @@expand文を使って,プログラム作成者がデータ定義で定義したレコードを展開する処理を記述する。
  5. プログラム作成者がプログラム定義の[入出力]タブで指定した項目(修飾名。この例では外部装置名)と同じ領域を持った項目を定義する(@@pic関数を使用)。
  6. プログラム作成者がデータ定義で定義した出力DBのレコードの項目を,埋め込み変数として使用するために,個々の項目に分割する(@@itemlist関数を使用)。

(6) 例題テンプレートと生成されたソースプログラム

(6)では,テンプレートを左ページに,生成されたソースプログラムを右ページに掲載しているので,ページの左と右でテンプレートと生成結果を対応させて見ることができます。

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)1/10
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)2/10
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)3/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)1/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)4/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)2/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)5/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)3/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)6/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)4/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)7/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)5/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)8/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)6/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)9/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)7/8
[図データ]

テンプレート(ファイル編集・帳票出力)10/10
[図データ]

ソースプログラム(ファイル編集・帳票出力)8/8
[図データ]