テンプレートを設計するとき,一つのプログラムに対して一つのテンプレートを作るのではテンプレートを利用するメリットがありません。一つのテンプレートで複数の業務に対応できるように,テンプレートを作ることが重要です。そのために,次の点をポイントにしてテンプレートを作成します。
- プログラム構造に影響していない処理で,固定化している処理を抽出し,部品として作成する。
- プログラム構造がパターン化していて,ファイル名やデータ項目名が異なっている業務処理を集め,テンプレートと部品を作成する。
同じ処理を複数のプログラムで使用したり,複数個所で使用したりする場合に,その同じ処理をテンプレートや部品として作成します。SEWB+/CONSTRUCTIONでは,部品もテンプレートとして記述します。テンプレートとして記述することによって,ソースプログラムを生成するときにテンプレート中から部品を呼び出し,処理を生成することができます。
また,同じ処理でも使うファイルによって項目名だけが異なるとき,そのことをテンプレートや部品の中に定義します。SEWB+/CONSTRUCTIONを使うと,プログラム生成時に使うファイルの項目名を換えて展開できます。
- 条件によって一部の展開を変えるだけでパターン化できるような業務処理を集めてテンプレートと部品を作成する。
SEWB+/CONSTRUCTIONのテンプレートを使うと,与えられた条件(パラメタ)によって処理を選んで展開できます(生成するプログラムの処理内容そのものを変更できます)。
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