ソースプログラムを生成する場合は,コマンド「CSPDGEN.EXE」を実行させます。
コマンドは,次のディレクトリに格納されています。
SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名\Construction
SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名は,デフォルトでは次のように設定されています。システムドライブとは,Windowsが組み込まれているドライブです。
- Windows 2000,Windows XP,Windows Server 2003またはWindows Vistaの場合
システムドライブ:\Program Files\HITACHI\Sewb
- Windows Server 2003 x64の場合
システムドライブ:\Program Files(x86)\HITACHI\Sewb
- 形 式
CSPDGEN.EXE△/i△入力ファイル名
△[/op△出力先パス名]
△[/o△出力ファイル名]
△[/t△トレースファイル名]
△[/u]
△[/r]
△[/tp△テンプレートファイルパス名]
△[/dp△データ定義ファイルパス名]
△[/lp△論理設計図ファイルパス名]
△[/pp△部品テンプレートファイルパス名]
△[/mp△XMLファイルパス名]
△[/xp△マップ定義ファイルパス名]
△[/rp△レコード定義ファイルパス名]
△[/d△インデンテーション長]
△[/pi△PICTURE句などの生成位置]
△[/cf△COBOLソース正書法]
△[{/f|/df}]
△[{/re|/dre}]
△[{/ud|/dud}]
△[{/us|/dus}]
△[{/s|/ds}]
△[/si△一連番号初期値]
△[/sa△一連番号増分値]
- (凡例)
- △:1文字以上の空白を示します。
- 注
- [ ]は省略できることを示します。
- { }はどちらかを指定することを示します。
- 解 説
- /i△入力ファイル名:
- プログラム定義ファイル(.cspまたは.csq)のパス名またはファイル名を指定します。
- /op△出力先パス名※1:
- 生成するソースプログラムの出力先のパス名を指定します(@@FILE文が有効で,生成するファイル名が確定しているとき使用されます)。
- /o△出力ファイル名※1:
- 生成するソースプログラムの出力先のファイル名を指定します(@@FILE文がないか,または@@FILEが有効でないとき使用されます)。
- /t△トレースファイル名:
- トレース情報※2の出力先ファイル名を指定します。
- /u:
- テンプレートファイル,データ定義ファイル,レコード定義ファイル,論理設計図ファイルおよび辞書の更新によって,interface文の可変記号,ユーザ追加処理,および業務ルールの設定が削除される場合に,生成を中止します。
- /r※3:
- プログラム定義ファイルを最新状態にする場合に指定します。
- /tp△テンプレートファイルパス名※4:
- テンプレートファイル(.cst)の検索パス名を指定します。
- /dp△データ定義ファイルパス名※4:
- データ定義ファイル(.csdまたは.cse)の検索パス名を指定します。
- /lp△論理設計図ファイルパス名※4:
- 論理設計図ファイル(.dal)の検索パス名を指定します。
- /pp△部品テンプレートファイルパス名※4:
- 部品テンプレートファイル(.csr)の検索パス名を指定します。
- /mp△XMLファイルパス名※4:
- XMLファイルの検索パス名を指定します。
- /xp△マップ定義ファイルパス名※4:
- マップ定義ファイルの検索パス名を指定します。
- /rp△レコード定義ファイルパス名※4:
- レコード定義ファイルの検索パス名を指定します。
- /d△インデンテーション長※4:
- インデンテーション長を0~8の範囲で指定します。
- /pi△PICTURE句などの生成位置※4:
- PICTURE句などの生成位置の範囲を指定します。
- COBOLソースの形式が固定形式またはホスト向け固定形式の場合は8~60。
- COBOLソースの形式がフリー形式の場合は1~60。
- /cf△COBOLソース正書法※4:
- COBOLソースの形式を「fix/free/hostfix」で指定します。「fix」はCOBOLソースを固定形式またはホスト向け固定形式で生成します。「free」はCOBOLソースをフリー形式で生成します。「hostfix」はCOBOLソースをホスト向け固定形式で生成します。
- /f※4:
- プログラミング言語がCOBOLであり,ソースプログラムを自動清書※5させない場合に指定します。
- /df※4:
- プログラミング言語がCOBOLであり,ソースプログラムを自動清書※5させる場合に指定します。
- /re※4:
- @@rule文によって抽出されたすべての業務ルールを,無条件に展開させて生成させる場合に指定します。
- /dre※4:
- @@rule文によって抽出されたすべての業務ルールのうち,ユーザが選んだ業務ルールだけを展開させて,生成させる場合に指定します。
- /ud※6:
- データ項目辞書および業務ルール辞書を使用する場合に指定します。
- /dud※6:
- データ項目辞書および業務ルール辞書を使用しない場合に指定します。
- /us※4:
- プログラミング言語がCOBOLであり,ユーザ追加処理をそのまま生成※7するときに指定します。
- /dus※4:
- プログラミング言語がCOBOLであり,ユーザ追加処理を展開文と同じように扱って生成するときに指定します。
- /s※4:
- 固定形式またはホスト向け固定形式のCOBOLソースプログラムに,一連番号を付加するときに指定します。
- /ds※4:
- 固定形式またはホスト向け固定形式のCOBOLソースプログラムに,一連番号を付加しないときに指定します。
- /si△一連番号初期値※4:
- 固定形式またはホスト向け固定形式のCOBOLソースプログラムに,一連番号を付加するとき,一連番号の初期値を1~999999の範囲で指定します。
- /sa△一連番号増分値※4:
- 固定形式またはホスト向け固定形式のCOBOLソースプログラムに,一連番号を付加するとき,一連番号の増分値を1~999999の範囲で指定します。
- 注※1
- 出力先は,生成結果により/opまたは/oのどちらかが使用されます。/opの指定がない場合には,カレントパスが出力先パスになります。/oの指定がない場合には,カレントパスが出力先パスになり,プログラム定義ファイル名の拡張子をプログラミング言語の拡張子に置き換えた名称がファイル名になります。
- 注※2
- トレース情報には,関数トレースなどの情報が出力されています。
- 注※3
- ファイルの生成が成功した場合に有効となります。
- 注※4
- 何も指定しない場合(「/f,/df」「/re,/dre」「/us,/dus」「/s,/ds」については,どちらも指定しない場合)は,環境設定で定義されている情報が有効になります。
- 注※5
- 自動清書とは,ソースプログラムのインデンテーションなどを自動的に整え,見やすい形式で生成する機能です。
- 注※6
- 何も指定しない場合は,/dudが指定されているとみなされます。
- 注※7
- COBOL正書法では,B領域を超える部分はコメントとして扱われます。 しかし,展開文に可変記号を使用する場合,生成したソースがB領域を超えないようなテンプレートや部品を作成するのは困難です。このため, SEWB+/CONSTRUCTIONでは,生成ソースがB領域を超える場合,複数行に分割してCOBOLソースを生成しています。
- /usは,ユーザ追加処理をほかのテンプレートや部品から生成されるソースだけB領域を超えないよう分割し,ユーザ追加処理は指定されたまま生成する機能です。
- 戻り値
- 0:コマンドが正常に終了しました。
- -1:コマンドが異常終了しました。または,テンプレート・部品のパラメタや可変記号が解決できません。
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