SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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2.4.2 コマンドでの生成(レコードソース)

レコードソースを生成するには,コマンド「CSDDGEN.EXE」を実行させます。

コマンドは,次のディレクトリに格納されています。

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名\Construction

SEWB+ 基本開発環境の組み込み先パス名は,デフォルトでは次のように設定されています。システムドライブとは,Windowsが組み込まれているドライブです。

形 式
CSDDGEN.EXE△/i△入力ファイル名
      △/o△出力ファイル名
      △/l△{COBOL|C}
      △[/t△トレースファイル名]
      △[/r]
      △[/rp△レコード定義ファイルパス名]
      △[/d△インデンテーション長]
      △[/pi△PICTURE句などの生成位置]
      △[/cf△COBOLソース正書法]
      △[{/ds|/s}]
      △[/si△一連番号初期値]
      △[/sa△一連番号増分値]
(凡例)
△:1文字以上の空白を示します。
[ ]は省略できることを示します。
{ }はどちらかを指定することを示します。

解 説
/i△入力ファイル名:
データ定義ファイル(.csdまたは.cse)のファイル名を指定します。
/o△出力ファイル名:
生成するレコードソースの出力先のファイル名を指定します。ファイル名を指定する場合は,拡張子を指定できます。
/l△生成言語種別:
生成するレコードソースの言語種別を「COBOL」または「C」で指定します。

表2-2 生成言語種別の種類

生成言語種別 生成するソース
COBOL COBOL言語のCOPYメンバを生成する
C C言語のヘッダファイルを生成する※1
/t△トレースファイル名:
トレース情報の出力先ファイル名を指定します。
トレース情報には,プログラムの実行などの情報が出力されています。
/r:
データ定義ファイルを最新状態にする場合に指定します。
/rp△レコード定義ファイルパス名2
レコード定義ファイル(.csc)のファイルパス名を指定します。
/d△インデンテーション長2
インデンテーション長を0~8の範囲で指定します。
/pi△PICTURE句などの生成位置2
PICTURE句などの生成位置の範囲を指定します。
  • COBOLソースの形式が固定形式またはホスト向け固定形式の場合は8~60。
  • COBOLソースの形式がフリー形式の場合は1~60。
/cf△COBOLソース正書法2
COBOLソースの形式を「fix」,「free」または「hostfix」で指定します。「fix」はCOBOLソースを固定形式で生成します。「free」はCOBOLソースをフリー形式で生成します。「hostfix」はCOBOLソースをホスト向け固定形式で生成します。
ホスト向け固定形式では,2バイトコードがある場合,機能キャラクタ占有領域が考慮されます。また,項目名が30バイト(機能キャラクタ占有領域を含めて)を超えた場合,31バイト以降は切り捨てられます。
/ds2
COBOLソース正書法が固定形式またはホスト向け固定形式の場合に,一連番号を生成ソースに付加しないときに指定します。
/s2
COBOLソース正書法が固定形式またはホスト向け固定形式の場合に,一連番号を生成ソースに付加する場合に指定します。
/si△一連番号初期値2
一連番号を生成ソースに付加する場合に,一連番号の初期値を1~999999の範囲で指定します。
/sa△一連番号増分値2
一連番号を生成ソースに付加する場合に,一連番号の増分値を1~999999の範囲で指定します。
大文字と小文字は区別されません。
注※1
レコード定義ファイルを使用するときは,C言語のレコードソースは生成できません。C言語を指定してソースの生成を行った場合,メッセージが出力され生成が中止されます。
注※2
何も指定しない場合は,環境設定で定義されている情報が有効になります。