SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド
テンプレートは,通常,業務システム全体を把握する専任者(テンプレート作成者)によって,テンプレート記述言語とプログラミング言語を使用して作成されます。テンプレートには,APにどんな処理をさせるか,それにはどんなデータ定義が必要かなどのプログラムの処理および構成が書かれています。テンプレートの内容は特定のAP用ではなく,類似したAPの作成に広く流用できるように,使用されているデータ項目やファイルの名前などは可変記号と呼ばれる仮の記号で書かれています。可変記号には,プログラム作成者が値を設定できます。これらは,プログラム定義で入力された情報を基に,ソースプログラム生成時に固有の情報に変更されます。
また,同じテンプレート記述言語とプログラミング言語で作成される部品には,RPCの処理やDBアクセスの処理など,複雑な処理や複数のAPで共用される処理を記述できます。
テンプレートや部品を使用すると,プログラム作成者が難しい処理をコーディングしたり,同じ処理を何度もコーディングしたりする手間が省けるので生産性と信頼性が向上し,プログラムの品質も均一にできます。標準的な業務処理のAPを作成する場合は,SEWB+/CS-FRAMEWORKやSEWB+/BATCH-FRAMEWORKを使用すると,効率良く作業を進められます。
なお,テンプレートの詳細は「第3編 5. テンプレートとは」を参照してください。
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