SEWB+/CONSTRUCTIONでは,TPモニタやCORBAを使用するC/SシステムのサーバAPや,バッチシステムのAPを作成できます。
プログラムは,データ定義で定義したファイル・DBなどを利用し,テンプレートの記述に従って定義します。
ここでは,SEWB+/CONSTRUCTIONを使用してサーバAPを作成するときの開発の流れおよびデータの流れについて説明します。
図1-1 開発の流れ
- SEWB+/REPOSITORY
システム分析やDB設計などの上流工程で抽出された,システム開発に必要な資源は,リポジトリで管理されています。
開発に必要な資源のうち,SEWB+/CONSTRUCTIONで利用する主なものを次に示します。
- テンプレート・部品(ドキュメント)
- 辞書(データ項目・業務ルール※)
- 各種仕様書(ドキュメント)
- 注※
- 業務ルールとは,データ項目に着目して,データ項目特有の処理を部品化したものです。
- SEWB+/RECORD DEFINER
データ定義で利用するレコード定義を作成します。また,クライアント側のインタフェーステーブル用にレコードソースを生成することもできます。
- 分散オブジェクト構成定義(CORBAでのシステム開発の場合)
CORBAで動作するAPを作成する場合,SEWB+/CS-DESIGNを利用して,分散オブジェクトの論理設計図を作成し,IDLを生成します。
- XMAP3(画面や帳票を使ったAPを作成する場合)
SEWB+/CONSTRUCTIONでは,XMAP3で作成した画面や帳票の定義情報をマップ定義ファイルから取得し,ソースプログラムを生成することができます。
- データ定義設計支援(データ定義)
SEWB+/CONSTRUCTIONでのAP作成に使用するファイルやDBを設計します。ファイルやDBの設計には,辞書のレコード定義(最上位結合項目)やSEWB+/RECORD DEFINERで作成したレコード定義を利用します。
- WorkCoordinator Definer
SEWB+/CONSTRUCTIONでは,XMLファイルをソースプログラム生成のパラメタとして利用できます。WorkCoordinator Definerで作成したビジネスプロセス定義ファイルなどのXML形式ファイルが使用できます。WorkCoordinator Definerについては,マニュアル「WorkCoordinator Definer Version 3 ユーザーズガイド」を参照してください。
- プログラム開発支援(プログラム定義)
プログラム定義でテンプレートを選び,必要な項目や業務ルールを定義します。また,必要に応じて,AP固有の処理のコーディング(ユーザ追加処理)を追加してプログラムを定義します。定義終了後,ソースプログラムを生成します。
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