SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

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はじめに

このマニュアルは次に示すプログラムプロダクトのプログラム構築支援機の概要,操作方法および文法について説明したものです。

 

SEWB+ 基本開発環境セットは,SEWB+ 基本開発環境とGroupmax ObjectServerから構成されます。

また,SEWB+ 基本開発環境は,次に示す機能から構成されます。

なお,このマニュアルでは,SEWB+ 基本開発環境のプログラム構築支援機をSEWB+/CONSTRUCTIONと表記しています。

対象読者

このマニュアルは,SEWB+/CONSTRUCTIONを使って,次の作業をする方を対象としています。

ソースプログラムは,任意の言語で生成できますが,このマニュアルでは例にCOBOL言語を使っていますので,その点をあらかじめご了承ください。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。

第1編 概要

第1章 SEWB+/CONSTRUCTIONを使ったAP作成
SEWB+/CONSTRUCTIONのテンプレート,データ定義,プログラム定義を使って,どのようにプログラムを開発するのか,その方法について説明しています。

第2編 操作編

第2章 データ定義
データ定義方法について説明しています。

第3章 プログラム定義
プログラム定義方法,およびソースプログラム生成について説明しています。

第4章 コンパイルと単体テスト
SEWB+/CONSTRUCTIONで作成したソースプログラムのコンパイル,および単体テストについて説明しています。

第3編 テンプレート記述言語編

第5章 テンプレートとは
テンプレートとその作成方法について説明しています。

第6章 テンプレートを使った例題
例題を基に,テンプレートの作成方法について説明しています。

第7章 テンプレート記述言語
テンプレート記述言語の文法について説明しています。

付録A 環境設定
AP作成に必要な環境設定について説明しています。

付録B 障害対策
障害発生時の,各ファイルの実行情報の取り方を説明しています。

付録C テンプレートおよび部品の紹介
クライアントサーバシステム用のプログラム作成およびバッチシステム用のプログラム作成を効率良く進めるためにSEWB+で用意されている,テンプレートおよび部品について説明しています。

付録D C/Sシステムサンプルプログラムの説明
SEWB+/CONSTRUCTIONのサンプルプログラムについて説明しています。

付録E SEWB+/REPOSITORYで表示される名称
SEWB+/CONSTRUCTIONの定義ファイルがSEWB+/REPOSITORYに格納された場合,表示される名称を示しています。

付録F SEWB+/CONSTRUCTIONのインストールとアンインストール
SEWB+/CONSTRUCTIONのインストールおよびアンインストールの方法について説明しています。

付録G 前バージョンからの移行
前バージョンからの移行について説明しています。

付録H XML形式ファイルのフォーマット
SEWB+/CONSTRUCTIONの定義ファイルをXML形式ファイルに出力する場合のファイル形式,およびXML形式ファイルの出力方法について説明しています。

付録I ファイルの互換性
SEWB+/CONSTRUCTIONで作成したファイルのバージョン間の互換性について説明しています。

付録J 用語解説
マニュアル中で使用している用語について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド(3020-3-N81)

SEWB+/REPOSITORY 辞書設計ガイド(3020-3-N82)

SEWB+ クライアントサーバシステム開発ガイド(3020-3-N83)

SEWB+/RECORD DEFINER ユーザーズガイド(3020-3-N85)

SEWB+ バッチシステム向けアプリケーションフレームワーク・部品 使用の手引(3020-3-711)

SEWB+/CS - DESIGN ユーザーズガイド(3020-3-770)

COBOL85 操作ガイド(3020-3-851)1

COBOL85 操作ガイド(3020-3-873)2

COBOL2002 操作ガイド(3020-3-D41)

WorkCoordinator Definer Version 3 ユーザーズガイド(3020-3-987)

EUR 導入(3020-7-053)3

EUR 帳票設計(3020-7-054)3

EUR 帳票出力(3020-7-055)3

EUR 導入(3020-7-471)4

EUR 帳票設計(3020-7-472)4

EUR 帳票出力(3020-7-473)4

Web Page Generator - Design ユーザーズガイド(3020-7-236)

Web Page Generator Enterprise ユーザーズガイド(3020-7-241)

画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編(3020-7-583)

画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編(3020-7-584)

注※1
COBOL85 Version5.0の場合にお読みください。

注※2
COBOL85 Version6.0,COBOL85 Version7.0の場合にお読みください。

注※3
EUR Version 4の場合にお読みください。

注※4
EUR Version 5の場合にお読みください。

マニュアル体系

SEWB+シリーズのマニュアル体系を次に示します。

[図データ]

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて次の個所をお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルを読む目的 記述個所
SEWB+/CONSTRUCTIONの概要について知りたい 1章
データ定義方法,プログラム定義方法,およびコンパイルと単体テストについて知りたい データ定義 2章
プログラム定義 3章
コンパイルと単体テスト 4章
テンプレート記述言語について知りたい テンプレートとは 5章
テンプレートを使った例題 6章
テンプレート記述言語 7章
SEWB+/CONSTRUCTIONの環境設定について知りたい 付録A
障害発生時の,各ファイルの実行情報の取り方について知りたい 付録B
プログラム作成を効率良く進めるためにSEWB+で用意されている,テンプレートおよび部品について知りたい 付録C
SEWB+/CONSTRUCTIONのサンプルプログラムについて知りたい 付録D
SEWB+/CONSTRUCTIONの定義ファイルが,SEWB+/REPOSITORYに格納された場合に表示される名称について知りたい 付録E
SEWB+/CONSTRUCTIONのインストールとアンインストールについて知りたい 付録F
前バージョンからの移行について知りたい 付録G
SEWB+/CONSTRUCTIONの定義ファイルをXML形式ファイルに出力する場合のファイル形式,およびXML形式ファイルの出力方法について知りたい 付録H
SEWB+/CONSTRUCTIONで作成したファイルのバージョン間の互換性について 付録I
このマニュアルで使用する用語について知りたい 付録J

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名および機能名を次のように表記しています。

正式名称 表記
EUR Professional Edition EUR
End User Reporting
Groupmax Object Server Version 6 Groupmax Object Server Object Server
Groupmax High-end Object Server Version 6 Groupmax High-end Object Server
Microsoft(R) Visual Basic(R) VB
Microsoft(R) Visual C++(R) VC++
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System 日本語版 Windows 2000 Professional Windows 2000 Windows
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System 日本語版 Windows 2000 Server
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System 日本語版 Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise Edition x86 日本語版 Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition x86日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Enterprise Edition x86 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Standard Edition x86日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise x64 Edition 日本語版 Windows Server 2003 x64
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Business 日本語版 Windows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Enterprise 日本語版
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Ultimate 日本語版
SEWB+/CS - DESIGN SEWB+/CS-DESIGN
SEWB+ 基本開発環境のレコード設計支援機能 SEWB+/RECORD DEFINER
SEWB+ 基本開発環境のリポジトリ管理機能 SEWB+/REPOSITORY SEWB+/REPOSITORY
SEWB+ 基本開発環境のリポジトリブラウザ機能 SEWB+/REPOSITORY-BROWSERまたはリポジトリブラウザ

このマニュアルで使用する略語

このマニュアルで使用している略語を示します。

略語 正式名称
AP Application Program
API Application Program Interface
C/Sシステム Client and Server System
CORBA Common Object Request Broker Architecture
CPU Central Processing Unit
DB(RDB) Data Base(Relational Data Base)
DBMS Data Base Management System
DLL Dynamic Linkage Library
DTD Document Type Defnition
EUC End User Computing
GUI Graphical User Interface
ODBC Open Database Connectivity
OLTP Online Transaction Processing
ORB Object Request Broker
OS Operating System
PC Personal Computer
RDBMS Relational Data Base Management System
RPC Remote Procedure Call
UOC User Own Coding
XML eXtensible Markup Language

このマニュアルで使用している記号

このマニュアルで使用する記号を次のように定義します。

記号 意味
[ ]メニュー
[ ]ボタン
など
メニュータイトル,メニュー項目,ボタンなどを示します。
[A]-[B] -の前に示した[A]メニューから[B]を選択することを示します。

構文の説明で使用する記号

文と関数の形式で使用している記号は表のとおりです。ただし,[ ]{ }はテンプレート中でも文字そのものとして記述でき,特別な意味を持ちます。例えば,[ ]は添字の配列を表すときに使います。また,{ }は一つのまとまりを示すときに使います。このように文字そのものを表しているときと,この表に記載された記号としての意味を持つときとを区別するために,このマニュアルでは,記号として使っている個所でその旨を記述しています。したがって,何も記述してないときは,文字そのものを表します。

記号 記 号 の 意 味
横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」を意味します。
[ ] [ ]内の項目は省略できることを表します。また,[ ]内に,複数の項目が並べてある場合は,すべてを省略するか,またはその中のどれか一つを選んで記述します。
{ } { }内に,複数の項目が並べてある場合は,その中のどれか一つを選択することを示します。記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

このマニュアルで使用する画面図と操作説明で使用するOSのメニュー項目について

このマニュアルでは,特に断りのないかぎり,次に示すOSの場合に表示される画面,メニュー名およびアイコンを使用して説明しています。これらのOS以外を使用している場合,画面,メニュー名およびアイコンが異なることがあります。詳細は各OSのマニュアルを参照してください。

機能名 OS
SEWB+/REPOSITORY Windows Server 2003
SEWB+/REPOSITORY-BROWSER Windows Vista
SEWB+/CONSTRUCTION
SEWB+/RECORD DEFINER

COBOL言語について

このマニュアルの「4. コンパイルと単体テスト」は,プログラミング言語に日立COBOL2002を使用していることを前提に記載しています。日立COBOL2002以外で作成されたソースプログラムをコンパイル・テストする場合は,それぞれのコンパイラのマニュアルを参照してください。

マニュアルとヘルプを効果的にお使いいただくために

SEWB+/CONSTRUCTIONではオンラインヘルプ(以降,ヘルプと略します)を提供しています。利用の目的に応じて,マニュアルとヘルプを使い分けることをお勧めします。

マニュアルは,SEWB+/CONSTRUCTION全体の機能の使い方を理解したいときにお使いください。

ヘルプは,SEWB+/CONSTRUCTIONを操作中に機能の詳細を知りたいときにお使いください。ダイアログの操作方法,メニューバーの利用方法の詳細,注意事項などを参照できます。ヘルプでは次の内容を説明しています。

また,マニュアルの6章で使用している例題のテンプレートとソースプログラムは,SEWB+/CONSTRUCTIONが提供しているサンプルプログラム中に「Manual Sample」として収められています。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 貼り付け(はりつけ) 汎用(はんよう) 必須(ひっす)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。